エクスキューズ・ミー

※注意:本日のエントリはポルノグラフィについて言及しています。

18歳未満の方、下品なものが嫌いな方、シャレのわからない方はご遠慮下さい。























アダルトビデオやエロゲー、風俗雑誌などエロを目的としたメディアは、現代の社会ではある種の抑圧のもとに存在しているものであり、ほかのメディアではありえないようなエクスキューズが必要とされています。


たとえば、AVでは強姦をテーマとしたものがよくみられ、フェミニストの眉をひそめさせています。

ですが、実物を見たことのない方はご存じないと思いますが、実際に内容を見ると、激しい責めが終わるとカットがかかり、さっきまで泣き叫んでいた女優さんが「お疲れ様でしたー♪」と笑顔で挨拶して帰る、というネタばらしカットが入るのが慣例となっています。


これは、かつてバクシーシ山下監督が、『女犯』シリーズで「撮影にかこつけて女優を本当にレイプしている」と糾弾された経験からくる業界の自己防衛策だと思われますが、モンド映画のラストに心にもない社会派メッセージが出てくるのにも似た一種の様式美みたいなものを感じないこともない、のかどうかよくわかりませんがとりあえずちょっぴり安心することは間違いないでしょう。


そういえば、かの『スナッフ』では、映画のラストでカットがかかり、監督が女優を殺害する追加撮影分がはじまるわけですがそういうドンデン返し的な演出のあるビデオはないんでしょうか。
[rakuten:dvdirectz:10231331:detail]
でも、そういうのはやりすぎると『シベ超』になるので注意が必要です。


また、痴漢や強姦を扱ったAVやエロゲーのパッケージには、「痴漢は犯罪です。真似すると処罰されます」といったような言わなくてもわかるに決まってることがわざわざ書かれてあり、どんだけユーザーを信用してねえんだよという気にさせられますがまぁこれもエロ業界がさらされている圧力によるものなんでしょう。


そのうちホラー映画に対する風当たりが強まって、「人間をチェーンソーで切るのは犯罪です」なんてマヌケなエクスキューズを『悪魔のいけにえ』のパッケージに書かなくちゃいけないような世の中にならなきゃいいなぁ、と思わされますね。

(↑今度はちゃんと出るんだろうな。また延期されたら泣いてやるからな。)



まぁそんなこんなで、いろんなエクスキューズが必要とされるAV界でありますが、こんな作品を見かけました。

少年ロリータおちんぽ同性愛 星崎あいか 大塚咲 [DVD]

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あまりにもあんまりなタイトルですが、女優さんが少年を演じて同性愛を描く、という方法論はちょっと金子修介の『1999年の夏休み』なんかにも影響されてるんじゃないかなーと思わされるものがあります。
1999年の夏休み [DVD]

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といっても、こんなエクスキューズが付くあたりは、その芸術性において大きな隔たりがあることを実感せざるを得ないのですが。
(↓あまりに露骨かつバカなため白反転してあります)

この作品では女優の演じる「少年らしさ」の追及のために非常にリアルなペニスを使用して「SEX」をしております。

挿入時には「性器」を「アナル」等と呼称する事がありますが、美少女が演じる「少年ロリータ」上の演出であり、実際の内容でのSEXアナルSEXは収録されておりません事をご了承下さい。


ぎゃはははは。腹いてえ。