Every rose has its thorn

本日は、有給消化のためにお休みをいただきまして、朝から仙台の卸売市場なんぞに行ってきたのです。

http://www.city.sendai.jp/keizai/ichiba/index.html


つっても別にマグロの競りを見学しに行ったわけではなく(要予約。それに何時に起きればいいのよ)、市場内の食堂街がなんともディープな雰囲気で好きなんですよね。


で、今朝行ってきたお店も、昔のデパートの食堂みたいな内装&周りはドカジャン着たおっさんばかりという、「孤独のグルメ」に出てきそうなムードがなんとも最高でした。


ただし、ひとつだけ疑問符が浮かんだ点が。



ふつう、この手のブルーカラー向け食堂って、置いてある漫画は「喧嘩ラーメン」とか「ミナミの帝王」とか湯けむりスナイパーとか、その手のオヤジ系漫画が多かったりするじゃないですか。

湯けむりスナイパーPART2花鳥風月編 2 (マンサンコミックス)

湯けむりスナイパーPART2花鳥風月編 2 (マンサンコミックス)


なのに、このお店では植芝理一の「ディスコミュニケーション」とか、伊藤明弘の「ジオブリーダーズ」とか、あと楠桂(いっぱいある)とか、その手の作品が多数そろっています。

ディスコミュニケーション(1) (アフタヌーンKC)

ディスコミュニケーション(1) (アフタヌーンKC)

明らかに客層に合っていない。


そんな中に、こんなのまで置いてありました。

いばら姫のおやつ (ヤングキングコミックス)

いばら姫のおやつ (ヤングキングコミックス)

石田敦子先生のデビュー作を収録した短編集ですが、この人に特有のガーリーな刺々しさがもう全開で、読んでるといろんなところが痛くなってきます。

表題作の中篇(全三話)は、先日書いたエントリにちょっと絡められそうだったので、コレ読んでから書けばよかったかなぁと思ったり。


ヒロインは未熟児で生まれ、高1になっても身長136cmしかないのに「誰とでも寝る」というめちゃ危険な設定。

愛されることを求めているのに愛することを知らない、そんな女の子を描いているのですがもう痛すぎて。


そもそもそういうロリ系とか苦手だし、「大人になれ」と言われたヒロインが、

16で生理も来ない身体なのに!?

と叫ぶあたりはもう本気で本を閉じようかと思ったぐらいです。



いったいどういう意味で、こんな漫画をおっさんだらけの食堂に置いてるんだろう。