花街の母

昔から、未婚の娘が私生児を出産した場合、世間体を慮って、娘の両親が自分たちの子供として育てるということがよくあります。

その場合、実母のことを「姉」として教えるわけですね。

金田たつえゴールデンベスト

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いわゆる「花街の母」状態ってやつですか。


人ぉに〜聞かれ〜りゃあ
おまえのこぉ〜とをぉ〜

としぃの〜離れぇた〜
いもお〜ととぉ〜

ってやつ。

由利徹がぞうきんを縫うあれでおなじみですね。

由利徹が行く

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こうして育てられた人物としては、テッド・バンディやチャールズ・マンソンが有名です。

テッド・バンディ―「アメリカの模範青年」の血塗られた闇 (上)

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リブ・フリーキー!ダイ・フリーキー! デラックス・エディション [DVD]

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こんな人ばっかりではなんなので、一応エリック・クラプトンもそうだったということも挙げておきましょう。



この場合は、どうなるんでしょうか。

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20061015i101.htm?from=main1

子宮を摘出した娘に代わり、50代のその母親が代理出産したというニュース。

いろいろ物議をかもしているようですが、赤の他人が産むよりよほどいいような気もします。



ですが、ここで問題になりそうなのがインセストの問題ですね。


娘の夫と母親は義理の母子関係にあるわけで、この出産はその辺でタブーに抵触するのではないか、とも思われます。




その昔、ギャルゲーにはまっていた時期がわたしにもありました。

同級生2 D-6 [DVD]

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10年ほど前に大ヒットした「同級生2」では、主人公は、自分と血のつながりのない母子(事実上の義母と義妹)と同居しているという設定で、義妹の唯ちゃんが主人公を「おにいちゃん」と呼ぶ演出がその後の妹キャラブームの礎となったのですが、この作品でも、母と娘を同時に攻略するのは不可能という仕様になっておりました。


しかし、このタブーはその後破られ、こんな作品も出ています。

http://www.0verflow.com/html/product/summer2/index.html

昨日のエントリで取り上げたエクスキューズがあまりにもスゴかったので、いったいどんなゲームにつけられたのかと調べてみたら、いやぁトンデモないシロモノでした。


鬼畜なおっさんが、母親と娘の両方いっぺんに妊娠させていて、しかも孫まで危ういというクラクラするような設定です。


この孫というのが「もてはらしょー」の子で、どう見ても小学生なんですが「もてはらしょー」は「模手原商科大学」の略なので大学生だというとてつもなく強引なやり口。


大学生の孫がいるお祖母ちゃんが、どう見ても美少女にしか見えない上に未だ妊娠可能だという設定に納得する人はまずいないと思うのですが、これで引き下がるソフ倫っていったいなんなんですか。


もう少しくわしいキャラ血統図がこちらで見れます。


もう全然意味がわかりません><



こんなのに比べたらまだ牧歌的な時代に作られた「同級生2」では、主人公が同居している娘を攻略すると、エンディングでは主人公と娘、主人公の父親と娘の母親がダブル結婚式を挙げるというどんだけ両家でがんじがらめになるんだよ的な事態になるのでした。


これが逆だったらもっと面白いんですけどね。


アダム・サンドラーが「サタデー・ナイト・ライヴ」でやっていたネタで、「ボクはボクのお祖父ちゃん」というのがありました。


自分が子連れの未亡人と結婚して、自分の父親が自分の連れ子と結婚すると、自分の父親が自分の義理の娘の夫、すなわち自分の義理の息子ということになり、ということは自分は自分の父親の義理の父親すなわち自分の祖父ということになる、という実にややこしいお話です。


これを実践した人としては、元Rolling stonesのビル・ワイマンが有名ですね。

ビル・ワイマン&フレンズ・オールスター・バンド・ロック・コンサート [DVD]

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ビル・ワイマンを主人公とするエロゲーが出たらヒットしますかねぇ。


コンサート場面では音楽ゲーになるんだけど、ほとんど音を出さなくていいという。