星を喰った男
一週間ほど前に話題になったこちらのエントリ。
http://yaplog.jp/ha-chu0122/archive/124
kanose氏のこちらの記事では「ユダヤ関係を書き換えたよう」だとありますが、問題になるだろうと思われる、
全てを仕組んでいたのが、ユダヤ人ではないかというのが
一般説。
でもユダヤによる洗脳や歴史のコントロールは昔からあって、
それに気づいたヒットラーがユダヤ人を虐殺したらしい。
という一節はそのままになってました。どこを変えたのかようわかりません。
でもユダヤ人が全てを仕組んでいたとする洗脳や歴史のコントロールは昔からあって、
それに気付いたと学会が宇野正美を笑いものにしたのがおよそ10年前らしい。
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10年前といえば、はあちゅう女史は当時10歳くらいのはずですが、あの狂騒のオウム報道を全然見てなかったんでしょうか。
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ユダヤ陰謀論を信奉する団体の代表だったオウム。
こういう陰謀論というのは実にお手軽なもので、自分にとって気に入らない人物は適当に「○○の手先」にしてしまえば良いのだから、実に使い勝手がよろしい。
機関誌「ヴァジラヤーナ・サッチャ」(なんて懐かしい響きだ)では、政財界の大物を「ユダヤの手先」と決めつけ、キャッチフレーズ付きで紹介していたものでした。
- 暗黒帝王:小沢一郎
- 没落大名:細川護熙
- 三日天下:羽田牧
- 第六天魔:池田大作
- 傀儡皇帝:平成天皇(原文ママ)
- 地獄大使:小和田恒
- 死の丁稚:明石康
- 亡国后妃:小和田雅子
- 難民殺し:緒方貞子
- 家畜の父:文鮮明
- 極悪用心:笹川良一
- 電波芸者:デーブ・スペクター
- 米国問屋:中曽根康弘
- 人間原爆:大前研一
雅子さまのバッシングはこのころからあったのですね。しかし、父上の小和田恒氏につけられたキャッチフレーズは失礼すぎるでしょう、潮健児氏に。
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ユダヤ陰謀論者はなぜか皇室をユダヤから守ろうと躍起になるようで、美智子皇后さまについても、
「日清製粉の社長令嬢である正田美智子が皇室に入るのは、
日本の米食文化を破壊しようとするユダヤの陰謀」
とする説があったそうです。いや本当にあったんだってば。バカですねぇ。
あと、デーブ・スペクターが「ユダヤ人の電波芸者」というのはその通りだと思うんですが、それのどこがいけないんでしょうか。
異人たちのハリウッド―「民族」をキーワードに読み解くアメリカ映画史
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