今夜はBeat it

ドラマ「アテンションプリーズ」は全然観てないのですが、これの主題歌って、木村カエラの「Oh pretty woman」なんですね。

この曲といえば、映画の主題歌としてリバイバルヒットもしたので、お若い方もご存知かと思います。

プリティ・ウーマン 特別版 [DVD]

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しかし、ロックファン的にはやはりVan Halenによるカヴァーが有名です。

ダイヴァー・ダウン

ダイヴァー・ダウン


初期のVan Halenは、デビュー曲からしてKinksのカヴァー「You realy got me」だったこともあり、カヴァー曲でヒットを飛ばすバンドというイメージがあったようですね。

キンクス+12

キンクス+12

で、この「オー・プリティ・ウーマン」ですが。
当時はこんなPVが作られていました。



いやー、今だったら絶対ムリでしょうね。


小人のインディアン二人組が、女を拘束してイタズラしているんですよ。

それを見たせむし男が、どっかに電話で助けを求めるんですね。

で、出てくるのが、鎧武者のマイケル・アンソニーと、ターザンのアレックス・ヴァン・ヘイレン昔の阿藤快みたいなグラサン)と、ガンマンのエディ・ヴァン・ヘイレンと、ナポレオンの扮装をしたデイヴ・リー・ロス。


マイケル・アンソニーは、「Hot for teacher」のPVでも相撲取りになったりして、日本ネタが多かったですね。

アメリカ人にはかなとハングルは区別できないようで。


Van halenといえば健全なアメリカンロックバンド、というイメージがありますが、けっこう精神病院ネタとかフリークスネタを好むという側面もありました。

このアルバムも、アメリカ盤ではこんなジャケになっています。
Balance

Balance

いまや結婚式の定番ともいえる「Can't stop lovin' you」も収録されていますが。

この曲のPVにも、小人カップルの結婚式とか、バイクを磨くハードゲイなどといった危ないネタがぶち込まれています。


結局どうなってんのかなぁ、この人たち。ここ10年ほどは、エディが癌になったりゲイリー・シェローンがくねくね踊ったりと不幸のつるべ打ちで、現状は解散状態だということ。マイケル・アンソニーももうメンバーじゃないし、天才ギタリスト・エディの威光ももう通じないんでしょうか。

いっそ、小遣い稼ぎに木村カエラのバックでもやってくれればいいのに。