Don’t dream it, Be it!

というわけで昨日「妖怪大戦争」観てきたわけですが、なんか「ロッキー・ホラー・ショー」に似てるなぁ、と感じたのでした。

ロッキー・ホラー・ショー [DVD]

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栗山千明が、豊川悦司の助手としてでっかいハンドルをガッチャンガッチャン動かすシーンでは、フランク・N・フルター博士の助手として働くコロンビアを彷彿とさせるものがありました。

ラストシーンも、屋敷がロケットになって飛んでいったあとに残された主人公たちを思わせるものがありましたしね。


なにより共通しているのが、主人公たちが通過儀礼を経て大人へと成長するという作品のテーマ。
ロッキー・ホラー・ショー」では、オクテな主人公とヒロインが、フランクとの邂逅によって性的に啓蒙されるわけですが、「妖怪大戦争」においても、高橋真唯太ももをゆるゆると撫でさするシーンや、三輪明日美の首がするするっと伸びて神木隆之介君のほっぺをぺろ〜りと舐めるシーンなんかは少年の性の目覚めを濃厚に暗示していましたし、チアギ様に折られた刀を鍛えなおして再起するという展開は、あえて言いませんがこの漫画のような意味があったんじゃないかと思います。


まぁ、いかにも三池崇史らしいディテールに力を入れていいかげんにストーリーを収束させる展開や、大物タレントを無意味にメイクさせて登場させるというやり方には安心させられるものがありましたが、「少年が、夏休みに小さな冒険を経てちょっぴり大人になる」という「グーニーズ」みたいな話かと思っていたのが首都消失」になってしまうという展開はさすがに読めませんでした。

グーニーズ 特別版 [DVD]

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首都消失 [VHS]

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アレに竹内力をぶつけたら、また日本列島を破壊してたのかなぁ。