埴生の宿
<昨日の続き>
- 作者: 失言王認定委員会
- 出版社/メーカー: 情報センター出版局
- 発売日: 2000/07
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戦後の政治家の失言・問題発言をまとめたものですが、これを読んでみると日本の政治家はすごい、という感覚にとらわれます。
藤尾正行さんという方なんか、建設政務次官時代には足尾鉱毒の陳情団を「今さら足尾鉱毒とはなんだ、バカヤロー」と罵倒して追い返し、出世して文部大臣になって、歴史教科書問題で「文句をいってるヤツは、世界史でそういうことをしたことがないのか」と発言して韓国から大批判を浴び、ヤケクソになって「日韓併合は韓国にも責任がある」と確信犯的に語り、しかも辞表の提出を頑として拒んだという、豪傑としか言いようのない人物です。きっと「つくる会」界隈では英雄なんでしょう。
ちなみに、最後の発言を載せた「文芸春秋」の見出しは「放言大臣おおいに吠える」でした。
さてさて、首チョンパの話でしたね。
昭和29年のことですが、大達茂雄文部大臣(当時)が戦時中に戦争に協力したことが問題になりまして、話は東京裁判の正当性に及びました。そして、戦争裁判をどう思うか、と問われた文部大臣。
「戦争裁判は野蛮人のすること。食人種部落の喧嘩で、勝った方が首祭りをするようなものだ」
と発言しました。どうですか、コレ。
特に大きな問題にはならなかったそうですが、「人喰い部落の首祭り」って物凄いインパクトじゃないですか。
「食人族」公開より30年近く前の発言とは思えません。
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どうも日本人は人喰い人種が好きなようで、この作品でも登場します。
- 作者: 竹山道雄,高田勲
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というか、そもそもビルマ僧は楽器を弾くことを禁じられているんですけどね。