これは夢じゃ!夢でござるぅううう

二宮ひかる先生の短編集がコンビニ本として発売されました。

誘惑 (マイベストリミックス)

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通して読んでみて気付いたことは、主人公の多くが迷っているということ。
「どうすればいいのか」ではなく、「どうしたいのか」で迷っているということです。
自分がしたいことは何か、を理解している人はなんにせよ強いですね。


と、いうわけで今日も引き続き首チョンパです。
これがオレのやりたいことだ。文句あるか?(誰に言ってるんだ)


日本映画には、「首チョンパもの」というか「生首もの」とでもいうべきジャンルがありますね。

犬神家の一族 [DVD]

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この作品では、地井武男の生首が菊人形から転げ落ちるのを見て石坂浩二がひっくり返るという名シーンがありました。あおい輝彦の逆立ち死体もあるし、見所満載ですね。

で、逆立ちしていたあおい輝彦が今度は生首になるのが

病院坂の首縊りの家 [DVD]

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こちら。その生首(風鈴のようにぶら下げてある)は、写真館の主人の清水紘治の手によって写真に収められます。

そして、その清水紘治が生首になるのが

夜歩く【リマスター版】 [DVD]

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こちら。岸田森伊藤雄之助も生首になるというトンデモなく濃いキャスティングのコレはテレビドラマ版で、金田一耕助役は古谷一行に交代しています。

76〜77年ごろの横溝正史ブームの中で、こうして何人もの名優が連鎖的に生首になっていったわけですね。

八つ墓村 [DVD]

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こちらは渥美清金田一耕助を演じた作品。田中邦衛の生首がポーンと飛ぶシーンもありますが、山崎努小川真由美怖すぎて作品中でのインパクトはいまいちですね。


金田一ものからちょっと離れてみると、この映画も生首ものとして高い評価を受けています。

柳生一族の陰謀 [DVD]

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萬屋錦之介演じる柳生但馬守が、上様(松方弘樹)の生首を持って「これは夢じゃ!夢でござるぅううう」と殿中を練り歩くシーンのインパクトは物凄いものがありました。柳生十兵衛を演じていたソニー千葉先生の存在感もかすむほどです。


当「男の魂に火をつけろ!」は、今週いっぱい首チョンパ祭り」としてお届けいたします。よろしくお付き合いください。