ブラック・イズ・ビューティフル - 男の魂に火をつけろ！　～はてブロ地獄変～

アダルトビデオを見ない方はご存じないかと思いますが、かの世界には大変に細分化されたジャンルが存在しています。

女優の容姿や体型による区分、コスチュームやストーリーに関する区分、プレイ内容に関する区分などなど。

で、その中に「黒人もの」というジャンルがあります。

黒人男優と日本人女優とのカラミを収録したものですが、パッケージを見るだけで黒人に対する偏見の濃厚さに「大丈夫か？コレ・・・」といらぬ心配をすることもしばしば。
昨日見かけたあるビデオなんて、思いっきり

「土人に喰われた女子校生」

って書いてましたからね。・・・絶対マズイでしょ、コレ。

出てる男優は絶対アメリカ人だと思いますが、扱いはほとんどこの辺の映画と一緒です。

この３作品は、アフリカを舞台にしたドキュメンタリー。なぜかアフリカ人の股間はボカさなくてもいいらしいです。
ちなみに「マジアヌーダ」劇場公開時のタイトルは「魔の獣人部落マジアヌーダ」でした。

漫画やアニメで黒人を描くのは難しい、と言われています。

「サイボーグ009」は何度もアニメ化されていますが、リメイクされるたびに008の肌の色が薄くなるという現象が起こっています。いわゆるマイケル・ジャクソン化ですね。

わたしにとってことのほか思い出深いこの「ふしぎの海のナディア」でも、企画段階ではヒロインはもっと黒人っぽいデザインだったのに、完成作品では単なる日焼けしたコギャル（当時はこの呼称はなかったが）みたいになっていました。アフロはダメみたいです。

それなりにリアルな黒人を描いたアニメはコレぐらいではないでしょうか。

初めてハル・ベリーを見たときには「あぁ、クローディアさんや・・・」と思ったものでした。

ちなみに、黒人男性と白人女性のカップリングというのはアメリカでもけっこうショッキングなものらしいです。

この映画でも描かれていますが、ポルノ雑誌「ハスラー」創刊者のラリー・フリントは、白人女性と黒人男性のカラミの写真を載せたために白人優越主義者から銃撃を受けて下半身不随になりました。

日本のＡＶ会社も右翼に銃撃されたりしてね。