発禁の蠍団

朝鮮総連系の金融機関に「ウリ信用組合」というのがあります。
以前は「朝銀」という名前だったので、長銀と間違える方もいらしたことでしょう。

さて、ウリというのは韓国語で「われらの」という意味だそうですが、ここでは韓国や北朝鮮のことを話題にしたいわけではありません。「総連」で検索してきた方、ごめんなさい。

かといって「ウリ」といってもコギャルの援助交際(死語)のことでもありません。


やっぱり「ウリ」といえばウリ・ジョン・ロートでしょう。
ストラトキャスターを使う者として、リスペクトしないわけにはいかないこの「仙人」。
70年代にはスコーピオンズのリード・ギタリストとして活躍していました。

狂熱の蠍団?ヴァージン・キラー

狂熱の蠍団?ヴァージン・キラー

このアルバム。内容はいいですがこのジャケは実にヤバイです。
アメリカでは速攻で発禁。本国ドイツでも差し替え。日本ではかろうじてセーフですが、持ってる人が犯罪を起こしたらきっと問題にされるでしょう。みなさん自重してください(誰に言ってるのかわからない)。

スコーピオンズには、発禁ジャケットがいくつかあります。

復讐の蠍団?イン・トランス

復讐の蠍団?イン・トランス

これはわかりますね。たしかにイヤラシイ。
暴虐の蠍団?TAKEN BY FORCE?

暴虐の蠍団?TAKEN BY FORCE?

これはなぜ発禁になったのかまったくわかりません。墓場での銃撃戦というのが不謹慎ということらしいですが。
電獣~アニマル・マグネティズム

電獣~アニマル・マグネティズム

これもわかりませんね。男性が女性になんらかの行為(特に言及しない)を強要している場面を連想させる、ということなんですが、暗喩もいかんというのは芸術というものを真っ向から否定しているような気が。

映画「スパイナル・タップ」では、ジャケットにクレームがついて真っ黒なジャケで発売されるというギャグがありましたが、元ネタはこのバンドでしょうね。


検索してみたらDVDが出るそうな。
ロックとバカを愛する向きはマストゲットです。