酒田みなと市場デスマッチ観戦記

山形在住の友人に誘われ、酒田市の酒田みなと市場まで大日本プロレスの観戦に行ってまいりました。


http://www.bjw.co.jp/event_detail.php?id=1358


前売りチケットは「スーパーシート」「特別リングサイド」「自由席」の3種類があり、自由席を取っていったのですが、会場に着いてみたら椅子席が3列しかなくて、スーパーシート(1列目)」「特別リングサイド(2列目)」「自由席(3列目)」だったのでびっくりしました。


今日は天気もよく、さわやかな海の風が吹く港の観戦環境はすこぶる良好。レスラーたちもリラックスした様子で戦っており、有刺鉄線ボードデスマッチですらどことなくのどかな雰囲気が漂っておりました。久しぶりにプロレスの原風景を見た気がしたなあ。


地元の商工会が認定する「酒田港認定インターコンチネンタルタッグ王座決定戦・酒田みなと市場デスマッチ」と銘打たれた、星野勘九郎&佐久田俊行vsアブドーラ小林&植木嵩行の試合では、魚屋さんから提供されたタコを凶器として場外乱闘を繰り広げ、アブドーラが魚屋さんの水道ホースで水をまき散らすためお客さんがみんな笑いながら逃げまどい、空いた椅子をなぜか選手全員が協力して積み重ねピラミッドを作る、というわけのわからない展開に。ピラミッドが完成したところでレフェリーが無効試合を宣言したのでありました。

(ピラミッドの頂点に載せられた、椅子とタコ。シュールな光景だ)


しかし会場の「延長」コールに応えて再試合。まずはアブ小と植木が椅子ピラミッドを壊すセレモニーを行い、最後は魚屋さんから提供されたマグロの頭を装着したアブ小のエルボードロップで勝負が決まったのでありました。

(台車はいつでもインディープロレスの大事なアイテム)


メインでは、お目当てだった関本大介岡林裕二のパワーファイターコンビも見られて、満足でした。まぁ結果的には関本がフォール取られて負けたんですけど、とにかくあの分厚い肉体を生で見れたので満足です。


あと、休憩時間には星野勘九郎が客席を回ってグッズの押し売り(本人がそう言いながら客席にやってくる)をやるので、さすがにローコスト経営の大日本だけあるなと思わされました。やっぱりプロレスはネット中継だけ見ててもわからんのだ!