The Four Horsemen

メタリカの初期デモテープとして有名な『No Life 'til Leather』が正式音源として、カセットテープでリリースされるとのこと。


メタリカ、次回作をカセットテープで発売。82年ムステイン在籍時の音源リマスター - Engadget Japanese メタリカ、次回作をカセットテープで発売。82年ムステイン在籍時の音源リマスター - Engadget Japanese

ヘヴィメタルバンド Metallica が次の作品をカセットテープで発売します。毎年4月第3土曜日に行われるレコードストアデイに合わせたもので、1982年のデモテープ『No Life 'til Leather』をリマスターし、カセットテープの形態でリリースします。

レコード・ストア・デイは、全米のレコードショップとアーティストが一体となってCDやアナログレコードを手にする楽しさを共有するというイベント。賛同する数多くのアーティストがこの日に合わせて未発表曲などのレアな作品を主にアナログレコードでリリースします。また最近はレコードストアデイに合わせてカセットテープで作品をリリースするアーティストも増えてきました。


今年のレコードストアデイに合わせて Metallica がリリースするのも、1本のカセットテープです。『No life 'til leather』と記されたそのテープはバンドの結成2年目、1982年に製作されたデモテープで、ファンの間では数百ドルで取引される代物です。


1982年当時の在籍メンバーは、オリジナルメンバーのジェイムズ・ヘットフィールドとラーズ・ウルリッヒ、ロン・マクガヴニー、そして現在は Megadeth を率いる"大佐"ことデイヴ・ムステイン。メンバー全員がまだ18〜19歳のころに録音されたこの音源は、Metallica ファンだけでなく Megadeth ファンにもかなり魅力的な商品となりそうです。

最近のメタリカは、30周年ライヴで過去の在籍メンバー全員を出演させるなどマニア心をくすぐる活動が目立っていましたが、長年にわたり「幻の音源」といわれてきたデモテープをついにリリースするんですねえ。みんなやっぱり初期の曲が好きなんだよねえ、なんだかんだ言ってもねえ。
カセットテープでの発売はあくまでコレクターズ・アイテムとしてのもので、夏には未発表音源をさらに加えたCDでリリースされるとのこと。うちにももうカセットテープの再生機器はないんですけど、CDも出るので安心あんしん。

曲目は、ファンならみんな知ってるけどファーストアルバム『Kill 'em All』にも収録されている「Hit The Ligths」など7曲。「The Mechanix」は『Kill 'em All』ではテンポと歌詞を変えて「The Four Horsemen」というタイトルになり、メガデスのファースト『Killing Is My Bussiness……And Bussiness Is Good!』には原タイトルのまま収録されている、というあたりの事情も、年期の入ったメタラーだったらみんな知っているとおりです。


キル・エム・オール

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キリング・イズ・マイ・ビジネス

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時期の違いはあるけど、全体的にメガデスのほうがライヴでの演奏はうまいよね。近年はとくに差が開いてる気はするけど、バンドってのは演奏がタイトなほどいいってわけでもないからなあ。


まぁ、昔だったらなかなか聞けなかったこういうレア音源も、最近はYouTubeとかで簡単に聞けるようになったので、今さらありがたみもそれほどないんですけどね。

わざわざカセットの再生機器を買ってまで、テープを聞く必要はないかなぁ。