ちょっとだけ書いておく

今日はこのtogetterまとめを紹介するにとどめておきましょう。


稲田朋美政調会長「少年犯罪が凶悪化〜」→根拠はあるの? Twitterの議論まとめ - Togetterまとめ 稲田朋美政調会長「少年犯罪が凶悪化〜」→根拠はあるの? Twitterの議論まとめ - Togetterまとめ
ここで入っているツッコミはどれも妥当なものなんですけど、どういうわけか、これらの事実に基づいた意見を決して受け入れない人ってのが、世間では多数派を占めているんですよね。凶悪犯罪も少年犯罪も減っているというのを、数字も示して教えても「そんなこといっても、やっぱり今の若い子は怖い」とか言うのね。お年寄りだけじゃなくて、オレと同年代で、地元でマイルドヤンキーやってるような人たちなんかもだいたいそうなのね。

戦前の少年犯罪

戦前の少年犯罪

反社会学講座 (ちくま文庫)

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だいたいね、「自分が若いころにはこんな事件なんかなかった」とか思ってる人は多いけど、あんたら単に、昔にもひどい事件があったことを知らないだけちゃうんかと。たいていの人間は犯罪だの事件だのにそんなに興味ないから、ニュース見ても「ひどいねえ」とか言うだけで、すぐ忘れちゃう。で、またどこかで事件が起こったら「ひどいねえ」を繰り返すのね。


そんな粗雑な現実認識で「厳罰化しろ」とか「実名報道しろ」とか騒いだって、バカを露呈するだけです。「マスゴミは犯人の人権ばっかり守るから、オレたちネット愛国者が正義を執行する!」とか騒いでるバカも例によって例の如く出てきてるけど、みんな「週刊新潮」読んだことねえの?