キャット・スクラッチ・フィーヴァー
最近はそこら中で「マイルドヤンキー」という言葉が流行っていて、都会の高学歴層がいかに田舎の低学歴層を「私たちとは違う生き物」として切断処理しようとしているか、思い知らされる気がしますね。あんなもん、単に「大衆」って呼べば済む概念じゃないかと思うんですけど。
まぁぼくなんかは、いつもクルマ(ワスの愛車は15年もののインプレッサである)で移動しているし、東北以外で暮らしたことはないし、地元の友人とはちょくちょく会ったりFacebookでやり取りしたりしてるし、最近はワンピースも読んでるし(やっとエースが死ぬところまで進みました)、マイルドヤンキーの特徴をけっこう備えてるんですが、実物はまったくヤンキー的要素を持ってないんですけどね。
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だいたいね、みんなストーンズストーンズ言ってるけど、本当にそんなに好きなんかね? 日本じゃ昔っからディープ・パープルのほうが人気あったじゃないですか……、ってマイルドヤンキーと何の関係もなくなってきた。そういえばマイルドヤンキーって、そもそも洋楽は聞かないって話ですよね。
よくわかんないけど「マイルドヤンキー」ってなんか語感が気に食わないので、いっそ「ワイルドヤンキー」ってどんなのか考えてみることにします。
具体的に浮かんできた人物というと、ここはやっぱりテッド・ニュージェントですね。
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あのゴリゴリの右翼的発言、ハンティング趣味、以前やっていたバンドの名前(ジャック・ブレイズやトミー・ショウらと“ダム・ヤンキース”を結成していたことはあまりにも有名)、どれをとってもワイルドヤンキーにふさわしいですよね。
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そもそも「ヤンキー」ってのは「ツッパリ」に対応する関西弁だったのが、いつしか「ツッパリ」が衰退して方言だった「ヤンキー」がこれほど拡大した概念になった、というのは言語学的にも興味深い……かどうかはよう知らんですが、とにかく今日はアメリカンロックで陽気にキメたい気分なんでゴンス。
- Damn Yankees - Coming Of Age (Uprising Live!, 1992) [HD]