くおえうえーーーる対エル・カンターレ

DeNAが配信しているスマホ用アプリ「マンガボックス」が、好評だとのこと。
DeNAの無料漫画アプリ「マンガボックス」200万ダウンロード突破 公開1カ月で - ITmedia ニュース DeNAの無料漫画アプリ「マンガボックス」200万ダウンロード突破 公開1カ月で - ITmedia ニュース
1ヶ月で200万ダウンロードだから、まぁ大ヒットといっていいんでしょう。あんまりオレ好みの作品はないので、ダウンロードしてないけど。


このアプリは、大々的にテレビCMも打っていて、力の入り具合がわかります。スマホゲームのCMというと、ここ半月ぐらいは『ガールフレンド(仮)』の「(^q^)くおえうえーーーるえうおおおwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」が話題になっていますが、「マンガボックス」のほうも負けてないです。


こちらが、いま話題の「(^q^)くおえうえーーーるえうおおおwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」です。


ガールフレンド(仮)公式ビジュアルファンブック

ガールフレンド(仮)公式ビジュアルファンブック

このCMはさすがにキッツイけど、ちょっと巻き舌なだけで池沼だなんだと騒ぐ反応もどうかと思いますね。あと『ガールフレンド(仮)』は女の子とラブラブ学園生活を楽しむゲーームじゃなくて、女の子のカードを集めてクラスメイトとバトルすると聞いておどろきました。モゲマスみたいなもんですかね。いやそっちもやったことないけど。


そんで、「マンガボックス」のCMがこちら。

  • 【マンガボックス】CM K田一少年インタビュー編(30秒)


無料であることをアピールするため、「K田一少年」が、インタビューに「すべて無料ってことは、僕らタダ働きってことですからね」「電話ボックスもカラオケボックスもお金いるのに、マンガボックスだけ無料というのはボックス的にありえないですよね」などと答えているんですけど、お前こそ横溝亮一先生にちゃんとお金払ってんのか、というツッコミをどうしても入れずにはおれない。

初期のキメ台詞は「金田一耕助(じっちゃん)の名にかけて」だったのが、横溝正史先生のご遺族からクレームがついて「じっちゃんの名にかけて」に変ったのは有名な話です。島田荘司の丸パクリで批判されたときは、ちゃんと謝罪してトリック原案のクレジットを入れるようになったんですけど、基本設定を反故にするわけにはさすがにいかないんでしょうね。


あの漫画には、金田一耕助の孫である金田一一(きんだいちはじめ)と、従妹(はじめの母の弟の娘)の金田一二三(きんだいちふみ)というキャラクターが出てきます。ということは、金田一耕助には少なくとも2人は子どもがいたことになるんですけど、横溝正史の作品で描かれた金田一は生涯を独身で過ごした、さわやかな孤独をまとった人物でしたので、「実は子どもがいた問題」について納得していないオールドファンは、いまだにいるのでありました。ちなみに二三のアニメでの声は池澤春菜で、キメ台詞は「おじいさまの名にかけて!」なのでいろいろと味わい深い。ってこのネタは前にも書いた気がするけど。

昭和ミステリ秘宝 加田伶太郎全集 (扶桑社文庫)

昭和ミステリ秘宝 加田伶太郎全集 (扶桑社文庫)


あーでもアレだなー、この辺をあんまり突っ込むと、大川の○○野郎(自粛)が横溝先生の霊言とか出してきそうでイヤだなー。