さよならよしえサン

ぶじ今年の仕事納めをして、近所のTSUTAYAで漫画を購入。

三家本礼『血まみれスケバンチェーンソー』7巻。前巻ラストでいかにも強そうに紹介され、手ごわいかと思った敵をあっさり倒していく。とくに、片っ端から人間を食べてたという「ヘルハウス兄弟」の弱さに驚く。『悪魔のいけにえ』ふうに犠牲者を引きずり込んで扉をバーン! と閉じる演出もあるが、基本的には何もできずに倒されるのであった。兄弟の名前は「クロノス」と「マンタス」なので、絶対にもう1人「アバドン」が隠れているはずだと思ったがそんなことはなかった。意味のわからない人は“Venom バンド”で検索のこと。

  • Venom - Welcome to Hell (Live)


ベースと歌の人がクロノス、ギターの人がマンタス、ドラムの人がアバドンね。このいいかげんな演奏を聴くと勇気が出るね。

Welcome to Hell

Welcome to Hell



それから、須賀原洋行の『実在ゲキウマ地酒日記』2巻も購入。

長年にわたって読者に親しまれてきた「実在ニョーボ」が、実は連載途中に亡くなっていたという衝撃の事実が明かされ、ファンの涙を誘った本作。
「マンガの中で生き続けたい」というニョーボの遺志を汲んで、描き下ろしのあとがき漫画では、天国からどこでもドアでやってきたニョーボが「これからも漫画に出る」と言うのである。妻を亡くした漫画家の自叙伝といえば上野顕太郎の『さよならもいわずに』が有名で、亡くなった妻が漫画の主要キャラクターでもあったという事情も共通しているが、こちらはニョーボのキャラクター性に依る部分がウエケンよりも大きかったので、読者のショックも大きくなるし、今後の作風も心配になってくる。亡くなったニョーボを生きているように出し続けるのは無理があると思うが、ドラゴンボールみたく頭に輪っかをつけて出すとかすれば大丈夫かなぁ。