恋は渾沌の隷也
かつて日本が軍事的にアジア進出していた当時、皇民化政策の一環として、台湾・朝鮮・満州・樺太・南方諸島に多くの神社が建立されましたが、日本の敗戦によってそれらの神社は廃止されました。抗日感情の強かった地域にあった平壌神社などは、終戦のその日に放火され焼失したほどです。現在は、反日感情の比較的ゆるやかなパラオなどで、鳥居などわずかな名残が見られるのみとなっています。このように、支配者層の民族的変遷によって、宗教施設や文化財が破壊されることがあります。
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バルカン半島のコソボは、長年の紛争を経て旧ユーゴスラビアのセルビアから独立しました。この紛争により人々は苦しめられ、1999年には、新日本プロレスのベスト・オブ・ザ・スーパージュニアで優勝したケンドー・カシンが、コソボの難民に賞金を寄付したこともあります。奇人キャラでブレイクした石澤さんカシンらしい、突拍子もない行動ではありますが、実際にポケットマネーからお金を出したあたりは真面目な人柄が感じられますね。
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んで、セルビア統治時代のコソボはセルビア正教の国でしたが、いまのコソボで多数派を占めるアルバニア人は、大半がイスラム教徒です。そのため、セルビア時代に建立された教会(世界遺産に指定されている)を保護するかどうかで、軋轢があるようです。
それを報じる、朝日新聞の記事がこちら。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130613-00000007-asahik-int
(世界発2013)旧支配者の教会を守れ セルビアから独立、コソボの挑戦
旧ユーゴスラビアのセルビアから独立したコソボで、世界遺産であるセルビア正教の教会や修道院を保護する動きが始まった。血みどろの民族紛争を繰り広げたかつての「支配者」の宗教施設を守れるのか。コソボが国際社会で生きていくための試金石となりそうだ。
■世界遺産、兵士が厳戒
石門をくぐると、冷たい風が吹いた。
緑の屋根の中央に、高いドームを持つ聖堂。薄紫とアイボリー色の大理石が組み合わされた外壁は、「おとぎの国」を思わせる。
1335年、コソボ西部の山に完成したセルビア正教のデチャニ修道院。安置された当時のセルビア国王のひつぎは、壮大なフレスコ画に囲まれる。……
本文:1,883文字
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きゅ、旧支配者の教会って……いあ! いあ!
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朝日新聞の記者さんは、きっとクトゥルー神話なんて知らないんだろうなぁ。
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