始まりの物語

『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[前編]始まりの物語』を観てきたッス。



テレビ版でいう第1話「夢の中で会った、ような……」から第8話「あたしって、ほんとバカ」までの内容をコンパクトにまとめてあります。各話サブタイトルのもとになる台詞も漏らさずに拾ってあり、ストーリーの大枠をつかむのには最適な構成でした。テレビ版を観ていなくても、この映画版からでも充分に入れますので心配ご無用。
新オープニングも、まどかとほむらのキャッキャウフフがいかんなく描かれていて、彼女たちの過酷な運命を思うとこの段階でウルっとくるものがあります。
主題歌もClariSの新曲で、なかなかいい味です。

ルミナス(期間生産限定アニメ盤)

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久しぶりに観返すと、ほむらが当初から時間を止めて戦っていたことがよくわかりました。ザ・ワールドとそっくり同じ戦い方でしたね。


ただ、第1話冒頭でまどかが夢を見る(その中でほむらと会う)場面がカットされているのはいただけない。そこだけはちょっとどうかと思いました。


今回の映画版は、前編が8話分で130分、後編が4話分で109分。30分アニメの正味時間が22分ぐらいとすれば、前編は40分ほどカットして、後編は逆に20分ほど追加されることになります。初代ガンダムの映画版と同じく、後半になるほど新規カットが増えるってことですね。

後編は今週の土曜日から公開。完全新作の第3部は公開未定とのことですが、『ヱヴァンゲリヲン』みたく書き換えられた世界でもう一度最初から、なんてことにはならんでしょうね。