幽玄真影流・蛇舌拳!

http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2400O_U2A920C1CR0000/

幅15センチの鉄格子すり抜け脱走 韓国「ヨガ大王」

 韓国で、強盗傷害事件で逮捕され警察署の留置場に収容された男(50)が、鉄格子の最下部にある縦15センチ横45センチの食事の差し入れ口から抜け出して脱走し5日間逃げ回った末、22日に逮捕された。

 男は過去にもたびたび事件を起こし、合計23年間の刑務所生活でヨガの技術を磨いた。「ヨガ大王」の異名も。15センチの隙間から逃げられた警察は衝撃を受けている。

 男は17日早朝、南東部大邱の警察署から逃げた。韓国メディアによると、署内のビデオ映像には、男が体中に軟こうを塗った後、食事の差し入れ口から複雑な動きで抜け出る場面が映っているという。

 テレビ局は、体が柔らかいことで有名な男性に同じ状況で脱出できるか試させたが失敗。成人男性の頭の幅は15センチより大きいとされ、地元紙は、医師が「15センチの幅を通すと頭蓋骨が陥没するはずだ」と首をかしげていると伝えた。

 男には22年前にも護送車から逃走した前歴があった。この時は幅20センチの格子の間をすり抜けたという。

 男は22日の逮捕後「自分は人を傷つけたことはないのに警察と被害者がぬれぎぬを着せ、悔しくて逃げた」と話した。

(ソウル=共同)

どう見ても幽玄真影流死天王・大蛇の武山です。

TOUGH-タフ-(34) (ヤングジャンプコミックス)

TOUGH-タフ-(34) (ヤングジャンプコミックス)


猿渡哲也の漫画に欠かせないのが「サディストの看守」であり、善良な人物が冤罪で刑務所に入れられ、サディストの看守にいたぶられるというシチュエーションが頻出します。


『力王』のころから見られましたが、『TOUGH』後半で幽玄真影流が出てくると、当主の日下部覚悟はアフリカの紛争地帯でテロリストの将軍に捕まって殺されそうになり、高弟の下村武山は麻薬密輸の片棒を担がされて刑務所に入れられ、サディストの看守に虐待されるというシチュエーションが連続で出てきたため、さすが猿渡漫画の様式美とうならされたものです。


武山は拘束衣を着せられながらも全身の関節を外して身体を変形させ、監獄からの脱出に成功します。そして日本に帰国してキー坊と戦い、軟体を活かしたトリッキーな動きから繰り出す「蛇舌拳」を繰り出してキー坊を苦しめたものです。




そんな猿渡哲也が、今週のヤングジャンプで新連載『GOKUSAI』を開始するとのこと。格闘・暴力の世界からうって変り、画家が主役らしいです。


「なにっ」「なんだあっ」「しゃあっ」「うぁぁぁぁ」「悔しいだろうが仕方ないんだ」「ふうんそういうことか」など数々のテンプレ台詞を生んだ猿渡漫画ですが、アートを主題にするというのは新たな試みですね。でもやっぱり手足をもいだり悲しい過去が出てきたりボボボッパンパンパンしたりするのかと思うと胸熱ですね。