スパルタ教育

石原慎太郎吐痴児の息子が、終末医療の現場を見物して「エイリアンみたい」と発言したそうですね。

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012020600882

「エイリアンのよう」=胃ろう患者で発言−自民・石原氏

 自民党石原伸晃幹事長は6日のBS朝日の番組で、高齢者の終末期医療でおなかの外から直接胃に管をつないで栄養を補給する「胃ろう」を受ける患者に関し、「映画で、寄生したエイリアンが人間を食べて生きているみたい」と述べた。映画「エイリアン」に出てくる地球外生命体を引き合いに出したことで、患者の親族ら関係者の感情を逆なでする発言として批判も出そうだ。
 石原氏は「社会の最下層で身寄りもない人の末期医療を担っている所に行くと、意識が全くない人に管を入れて生かしている。何十人も寝ている部屋を見たとき何を思ったか。エイリアンだ」などと述べた。 (2012/02/06-20:00)

『エイリアン』にそんな場面ねえよ!

まぁ弱者の人権を踏みにじることでしか支持を取り付けられない石原家のDNAがそう言わせたんでしょう。フェイスハガーが人間の体内に産みつけた幼生体が、成長してチェストバスターになるように、延命されている患者は国に寄生する生き物であり、医療費をつぎ込んでいたら国が傾くとでも言いたいんでしょうな。


せいいっぱい好意的に解釈するとしたら、医療業界が患者を食い物にしているようだと言いたかったのかもしれませんが、いずれにせよ批判は避けられません。


当然、この発言には現場から批判の声が上がっています。


http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20120207-OHT1T00206.htm

自民・石原幹事長の「エイリアン」発言に「悲しみと怒り」

 自民党石原伸晃幹事長が「胃ろう」措置を受けている患者の様子を「エイリアン」に例えたことに対し、東京都内で7日開かれた、たんの吸入や胃ろうなどの医療的ケアについて考えるシンポジウムに参加した難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者らから批判が上がった。

 自身も胃ろう措置を受けている岡部宏生日本ALS協会副会長は「ある一定の高齢者や障害者は生きられなくてもよいという意図があるなら、戦慄を覚えるほど怖い話だ」とした上で「障害者にお金がかかるので抑えたいのなら、明確にそう言った方が伝わるし、議論できる」と指摘した。

 シンポを主催したNPO法人の理事で、ALSの母親を長く介護した経験を持つ川口有美子さんは「発言には、悲しみとともに怒りが込み上げる」。パネリストの医療者や支援者らは「私たちは(胃ろうなどの)医療的ケアを必要とする人の命を肯定し、ともに暮らせる社会を目指して必要な医療と介護を提供します」とする共同声明を出した。

政界でも、小宮山洋子厚労相共産党志位和夫委員長、みんなの党の江田幹事長らが批判しています。


これらの批判に対する、石原慎太郎の息子(オレはこの人を独立した一個の人格とは認めていない)による釈明はこちら。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120207/t10015854651000.html

胃ろう発言”尊厳重視からと釈明

自民党の石原幹事長は記者会見で、口から食べることができずチューブで胃に栄養を送る「胃ろう」を受けている患者の様子を「エイリアン」に例えたみずからの発言について、「しっかりとセンテンスを見ていただきたい」と述べ、人間の尊厳を重んじる観点からの発言だったと釈明しました。
自民党の石原幹事長は、6日のBS朝日の番組で、「胃ろう」を受けている患者の様子を視察した際の感想として、「意識が全くない人に管を入れて生かしている。何十人も寝ている部屋を見せてもらったとき、何を思ったかというと、『エイリアン』だ」と述べました。
この発言に閣僚や野党の一部から批判が出ていることについて、石原幹事長は7日の記者会見で、「そんなダイレクトな言い方はしていないと思う。間違いだ。しっかりとセンテンスを見ていただきたい」と述べました。
そのうえで石原氏は「私は人間の尊厳を重んじていかなければならないということを絶えず言っていて、私自身も『胃ろう』のようなことは行わないと、夫婦の間で決めている」と述べ、人間の尊厳を重んじる観点からの発言だったと釈明しました。
「胃ろう」を巡っては、回復の見込みがない認知症の終末期の患者にも行うかどうか、学会などで議論が行われています。

パパのスパルタ教育が行き届いていますなあ。さすがにお父さんに殴られ、お母さんにちんこをほめられながら育った人は違いますなあ。


石原慎太郎『スパルタ教育』より:山本弘のSF秘密基地BLOG 石原慎太郎『スパルタ教育』より:山本弘のSF秘密基地BLOG


石原パパは、重度障害者の入所施設を見物したときに「ああいう人ってのは人格あるのかね」と発言して批判され、今回の息子とそっくり同じように(まぁ慎太郎はいつもそうだけど)「マスコミの曲解だ」「発言全体を見てもらいたい」と釈明したものです。弱者を攻撃するやり方も釈明もそっくり同じで、これで息子も、石原家の正統後継者であることが証明されましたね。


息子は、のぶなんとかいうややこしい名前を捨てて、一日も早く二代目石原慎太郎を襲名するべきだと思いますね。そのためにも早く三国人の友だちを持たなくては。姜尚中あたりはどうですかね。あの人のウィスパー・ボイスはすばらしいですからね。朗読CDとか出してほしいなぁ。聴きながら気持ちよ〜く眠れるだろうなぁ。

あなたは誰? 私はここにいる (集英社新書)

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