武士道プロレス

新日本プロレスがブシロードに身売り、というニュースが飛び込んでまいりました。

http://gamebiz.jp/?p=49918

ユークス、新日本プロレス全株式をブシロードに5億円で譲渡【追記あり】

ユークス<4334>は、本日（1月31日）、連結子会社の新日本プロレスリングの全株式を、ブシロードグループパブリッシングに売却する、と発表した。

ユークスは、2005年11月、新日本プロレスリングを子会社化して以来、プロレス興行の活性化に注力してきた。しかし、ゲーム業界は、オンライン市場の拡大などにより競争が激化しており、経営資源の集中と財務体質の強化を図るため、事業構造の見直しが重要になったため、としている。

譲渡価額は5億円で、保有する1000万株を全て譲渡する。ユークスには株式譲渡に伴う譲渡益が特別利益として計上される見込み。2012年1月期の業績への影響については確定次第、開示する、としている。

なお、ユークスの2012年1月期の業績見通しは、売上高49億8400万円（前年同期比1.3％減）、営業利益4億0400万円（同55.7％減）、経常利益4億1600万円（同23.6％減）、当期純利益2億3900万円（同42.1％減）となっていた（関連記事）。

またブシロードもリリースを発表しており、新日本プロレスの取締役として、ブシロードの木谷高明氏が就任することを明らかにした。その他の組織と体制については、従来のまま変更しないとのこと。

ブシロードでは、「新日本プロレスが、今まで通りファンの皆様に喜んでいただける確固たる存在であり続けること、団体と言う名の組織から脱皮した「世界一のプロレスリングカンパニー」になることを、弊社として全力でサポートして参りますことを、宣言いたします。」とコメントしている。

5億円をポンと出してくれるというから、WJもびっくりの太っ腹です。まさに目ん玉飛び出る金銭感覚！

プロレス「地獄変」 (別冊宝島 1630 ノンフィクション)

木谷社長（ドーン）「さあ5億だっ！」

菅林「やるしか…！」
棚橋「ねぇだろッ…！」

木谷社長「グッハッハ！」

ユークス傘下の時期は、アングルへの過剰な介入もなく、経営のスリム化もあって体勢の建て直しに成功した新日本プロレスですが、ブシロードの社長が取締役になるとあっては、一抹の不安を覚えなくもありません。

ブシロードは以前から格闘技やプロレスのスポンサーをしており、昨年の5月には、後楽園ホールでブシロード主催興行を打ったこともありました。このときは長島☆自演乙☆雄一郎のプロレスデビュー戦がメインで、セミファイナルにはミルキィホームズがライヴを行うという独特の構成だったものです。中西学も大谷晋二郎も声優の前座、というのは古参プオタにとってはいささかショッキングな現実でした。

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新日本プロレスは昔からアニメやゲームとのタイアップが多い団体で、佐山聡をタイガーマスクに（アニメ『タイガーマスクII世』とのタイアップ）、山田恵一を獣神ライガーに（アニメ『獣神ライガー』とのタイアップ）、田中稔をヒートに（GBAソフト『闘魂ヒート』とのタイアップ）変身させてきています。ブシロード主催興行では、同社の主力商品であるヴァイスシュヴァルツにちなんだ覆面レスラーを登場させていますので、今後はそういうキャラクターレスラーが増えるかもしれません。逆に、ヴァイスシュヴァルツに新日本プロレスのデッキができることも充分に考えられます。

とはいえ、プロレス人気が衰退した原因には、すれっからしのマニアばかりを相手にして少年ファンの取り込みに失敗したこともあるので、ブシロードが新たなファン層を取り込むことができれば、またプロレス人気も盛り上がるかもしれない、と淡い期待を寄せたりします。

まぁ自演乙がIWGP王者になったとしても、それが新しいファン層を掘り起こすことになるかといったらそう簡単ではないと思いますけどね。カ…カテエ……まるで溶岩石のように凝り固まったプオタのアタマ！