だるま屋ウイリー事件

『しあわせのパン』を観てきたッス。

北海道は洞爺湖のほとり、美しい草原に建つパンカフェ兼ペンション。そこでは主人がパンを焼き、奥さんが珈琲を入れ料理を作る。春夏秋冬、季節が移り変わる中、色んなお客さんがやってきては癒されていく。そんな感じのロハススローライフでハートウォーミングなドラマです。なんでそんな映画をわざわざ観にいったかというと、やっぱり主役が大泉洋だからです。


東京の暮らしに疲れた原田知世を誘って、北海道に移住した大泉さん。かの地でシェフ大泉はパン生地を練り、石窯で焼いていきます。どうしたって「お前のパン生地菊練りしてやろうか」「1200度の窯で焼いてやる」などと言いたくなります。


夏に訪れたお客は、東京からやってきた恋に敗れたデパガと、線路切り替え士のバイカー青年です。東京暮らしの大変さを語るデパガですが、田舎で閉塞感に包まれて暮らす青年はそんな悩みを「あんたは恵まれてる」と一刀両断します。そんな二人ですが、北海道の豊かな自然に包まれるうちに急速に接近し、デパガが東京に帰るそのとき、青年はバイクで迎えに来ます。「いっしょに東京に行こう」というのですが、JR職員といえば地方では勝ち組のはずなのにそれを棒に振ってまで東京へ行きたいというのだからまさに明日なき暴走です。イージー・ライダーもかくやといったところです。

北海道は月浦から、東京までの距離はおよそ1000キロ。どのルートを取って行くつもりなんでしょう。苫小牧から仙台ゆきのフェリーに乗るか、はたまた函館から青森へのフェリーに乗るのか。いずれにせよ、ハードな道程には違いありません。デパガの休暇中にたどり着けるんでしょうか。


心配する原田知世ですが、大泉さんは「行けるさ。僕だって来れたんだから」と太鼓判を押します。


いやいやあんた、東京から北海道まで72時間かかってたやん。

しかも激突してましたやん。


全体的に、DVD第16弾「原付東日本縦断ラリー/シェフ大泉 夏野菜スペシャル」にオマージュを捧げた映画になっておりました。そんな『水曜どうでしょう』DVDは、現在第17弾「ヨーロッパリベンジ」が、HTBオンラインショップおよび全国のローソンLOPPIで予約受付中です。

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