日本人の半分以上が誤解していること

※たぶん日本人の半分以上が誤解していることシリーズ

夏目雅子が演じたのは、「鬼龍院花子」ではない

<東映オールスターキャンペーン>鬼龍院花子の生涯  [DVD]

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夏目雅子が演じた人物は「鬼龍院松恵」です。「花子」は彼女の義妹で、高杉かほりという女優が演じました。

ベルサイユのばら』のオスカルは、女であることを秘密にはしていない

ベルサイユのばら 愛蔵版(第1巻) (Chuko★comics)

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男名前で男装のオスカルですが、別に女だということを秘密にはしていません。おそらく『リボンの騎士』と混同している人が多いと思われます。『ベルばら』作中では、首飾り事件の裁判で「アントワネットは同性愛だ」と証言した女詐欺師のジャンヌが、証拠はと問われて「あんな、男の格好をした女を親衛隊長にしているなんて普通じゃないでしょ」みたいなことを言う場面もあります。

スタン・ハンセンの雄叫びは「ウィーー!」ではなく「ユーース!」

若手だったハンセンが、「ベテラン勢に若者の力を見せてやる」という意気込みで「Youth!」と叫んでいたのですが、これが明らかになったのはハンセンが引退したあとのことでした。ちなみに、有名な入場テーマ曲“サンライズ”は全日本プロレス参戦以降に使われたもので、新日本プロレス時代は別のテーマ曲をいくつか使っていたものの定着しなかったようです。

キン肉マン』原作の牛丼は吉野家ではなく養老乃瀧

アニメでは吉野家とタイアップして、キン肉マンがCMソングのパロディまで歌っていましたが、漫画ではとくに吉野家に限っていたわけではありません。

キン肉マン 5 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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渡米したキン肉マンが敵に捕まったとき、ロビンマスクが差し入れてくれた牛丼は、連載当時に吉野家と激しく価格競争をしていた養老牛丼でした。

なお、吉野家と養老牛丼の激闘については、『めしばな刑事タチバナ』を参照のこと。


キン肉マン』初期はまだ単行本も出ておらず、2人組であるゆでたまごは原稿料だけでは生活が苦しかったので、担当編集者が森永製菓からタイアップの話をもらってきて、劇中でキン肉マンがポテロングを食べたり、森永ココアを飲んだりする場面が何度か出てきました。

森永 ポテロング 45g×10個

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その後、1984年にグリコ・森永事件が発生したため森永製菓はスポンサーを降りることになりましたが、2008年のキン肉マン連載29周年イベントでは、すき屋の牛丼とともに森永のポテロングでも『キン肉マン』とのコラボ商品を発売するなどしていたものです。


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