日本武道精神
- 出版社/メーカー: ベースボール・マガジン社
- 発売日: 2008/10/22
- メディア: 雑誌
- クリック: 3回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
http://www.asahi.com/national/update/1206/TKY201112060219.html
内柴正人容疑者を準強姦容疑で警視庁が逮捕
酒に酔った教え子に性的暴行をしたとして、警視庁は6日、アテネ、北京五輪の柔道金メダリストで元九州看護福祉大学女子柔道部コーチの内柴正人容疑者(33)を準強姦(ごうかん)の疑いで逮捕し、発表した。調べに対し「納得いかない。合意だった」と否認しているという。
捜査1課などによると、内柴容疑者は9月中旬、合宿先の東京都内のホテルの部屋で、酒に酔って寝込んでいた未成年の同大女子柔道部員に性的暴行をした疑いがある。女子部員とは近くの居酒屋で飲酒したという。
同大は学校関係者から通報を受けて調査委員会を設置。内柴容疑者や女子部員から事情を聴き、11月29日付で「セクハラ行為があった」として客員教授だった内柴容疑者を懲戒解雇した。内柴容疑者は「合意の上だった」と反論していた。
まさか刑事事件になるとまでは思っていませんでした。
金メダリストともなれば有力なタニマチの一人や二人はいるでしょうし、体育会系では不祥事のもみ消しこそ最も実力が問われるところじゃないですか。それなのに、まさか示談で済ませられないとは。今まで何を学んできたんだ内柴よ。講道館の上村春樹館長も「人間としてあってはならない」とか言ってますが、ここは自分の指導者としての不明を恥じてほしいところです。教え子が師匠に逆らったり、ましてや告訴なんて考えることもできないような、そんな関係を築くことが武道家には必要なはずではなかったのか! と。木村政彦先生なんて、牛島辰熊先生の命令とあれば東条英機を暗殺することも厭わなかったんですよ。上村館長も、その辺をしっかり内柴に教え込んでおかなかったことを反省していただきたい。
- 作者: 増田俊也
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2011/09/30
- メディア: 単行本
- 購入: 21人 クリック: 475回
- この商品を含むブログ (131件) を見る
内柴の釈明が、これまたひどいですねぇ。そもそも未成年の教え子に酒を呑ませる時点で指導者としてアウトだし、「合意の上だった」という言い様は準強姦という刑法上の罪をまったく理解していないとしか思えません。やっぱりスポーツばっかりやってるとバカになるんですかねぇ。寝技は道場でやるもので、ホテルの部屋でやるものではありません。武道は肉体の鍛錬のみならず精神修養のためにも役立つとされる建前は、もう誰も信じてやいないでしょうし。ロンドン五輪に向けて柔道の実力をつけるのもいいですが、やはり精神的なものを鍛え、国体を復活させる方が先ですよね。