今日も今日とておもねりエントリ

小説現代」8月号を買ってきました。

小説現代 2011年 08月号 [雑誌]

小説現代 2011年 08月号 [雑誌]

今月号には、小説現代長編新人賞の受賞作二篇(抄録)と、選評が載っています。ぼくの知人で、山形の「小説家になろう講座」会長である吉村龍一さんの『焔火』は、昭和初期の寒村を舞台に、被差別民の少年が村人のリンチに逆襲して四人を殺害し、流浪の旅に出る物語。豊富な民俗学の知見に裏打ちされた迫力ある描写で、単行本でぜんぶ読める日が楽しみです。単行本は来年一月に発売予定とのこと。ちなみに、「小説現代」には吉村さんの渋いグラビアも載っています。


それと、深町秋生先生の新作『アウトバーン』も購入。

アウトバーン 組織犯罪対策課 八神瑛子 (幻冬舎文庫)

アウトバーン 組織犯罪対策課 八神瑛子 (幻冬舎文庫)

著者にとって初めての文庫書き下ろし作品です。前作『ダブル』に登場した女性刑事のキャラクターが好評だったせいか、アウトローの女性刑事が主人公で、シリーズ化の構想もあるようです。すでに各所で絶賛されており、これから読むのが楽しみです。


こうやって、優れたクリエイターと知り合いであることをひけらかすという、最低の人間性を自ら暴露したところで本日はおしまい。