魔女の一撃

「見たこともない萌えアニメを断片的な情報だけで勘違いして紹介する」という芸風は、うちのブログで何度もやっているのでもうみんな飽き飽きしているかもしれませんが、それでもこんなおいしいネタを見逃すわけにはいかないといいますか。


http://www.madoka-magica.com



今期アニメの中でも、その凄まじい内容でファンの話題をさらっている『魔法少女まどか☆マギカ』。キャラクターデザインは、『ひだまりスケッチ』などほのぼのした絵で知られる蒼樹うめが担当していますが、脚本及びシリーズ構成が虚淵玄だといいますからおだやかでありません。


ぼくが子どもの頃は、魔法少女ものといえば女の子が観るアニメで、メルヘンチックだったりラブリーだったりしたものですが、いつの頃からか少女が変身して戦うアニメに変わったようで(1992年の『美少女戦士セーラームーン』あたりがひとつのターニングポイントだったように思う)今回の『まどか☆マギカ』はかなりハードな物語になっているそうですからおだやかでありません。


主人公のまどかのもとに、謎の生物キュゥべえ(無表情でものすごく不気味)が表れて「ぼくと契約して魔法少女になってよ」と迫ってきます。キュゥべえと契約すると、何でも願いをひとつかなえてくれる代わりに、魔法少女になって魔女と戦う使命を負うことになるというからおだやかでありません。


迷う主人公に、先輩の魔法少女は魔女との戦い方や願いのあり方について教えてくれるのですが、第3話ではその先輩が、魔女と戦って頭からバリバリ喰われて死ぬというから実におだやかでありませんッッッ。



http://yaraon.blog109.fc2.com/blog-entry-459.html


魔法少女の死といえば、かつて『魔法のプリンセス ミンキーモモ』最終回で、主人公のモモがトラックにひかれて死ぬという漫画版『タイガーマスク』みたいなエンディングを迎えたのが有名です。


セーラームーン』も、無印版の最終回では仲間が全員死ぬというショッキングな展開があったものでしたが、『まどか☆マギカ』は深夜アニメだけに描写も過激で、まさかの首チョンパです。首なし死体がボトッと落っこちる場面は味にうるさい切株派も唸る出来です。


しかもマーチャンダイズも凶悪で、第3話で頭からバリバリ喰われて死んだ先輩を厄除けのお守りにするというから、そのセンスもおだやかでありませんッッッ。

魔法少女まどか☆マギカ お守り 巴マミ -厄除祈願-

魔法少女まどか☆マギカ お守り 巴マミ -厄除祈願-


これに続いて、嫉妬に狂ってダークサイドに堕ちるキャラクターを起用した「恋愛成就」のお守りもあるというから、制作サイドはわざとやってるとしか思えませんね。

魔法少女まどか☆マギカ お守り 美樹さやか -恋愛成就-

魔法少女まどか☆マギカ お守り 美樹さやか -恋愛成就-