愛だけを残せ

数日前のWOWOWで、犬童一心監督版『ゼロの焦点』を放送してたんです。

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まぁ皆さんご存知のとおり、「崖の上に関係者が集まって謎解き」という二時間ドラマの黄金パターンを確立した、松本清張の代表作なわけですけども。

舞台は昭和３２年。主人公の広末涼子は、結婚七日目で失踪した夫（西島秀俊）を探して金沢に行くのですが、そこで、彼と関わりのあった二人の女性（日本三大薄幸女優のうちの二人、中谷美紀と木村多江。ちなみに最後の一人には、麻生久美子説や奥貫薫説、石田ゆり子説などが有力である）に出会い、やがて夫に関わる人物が次々に殺されていく……というお話。この辺はまぁみんな知ってるでしょうから、くどくど説明するのは避けておきます。

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それにしても、「素性のよくわからない夫と結婚したばかりの新妻」に、キャンドル涼子が扮するという運命の皮肉といいますか。

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これで、金沢に行ったキャンドルが出会う女社長が、中谷美紀じゃなくて井上晴美だったら見事に画竜点睛が決まるんだけどなぁ。

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キャンドル・ジュンは「井上晴美のヒモだった」！ 広末涼子も知らない夫の10年前｜サイゾーウーマン
このタイトルはちょっと煽りすぎですけどね。１０年前にはフライデーの取材にも応じていたキャンドル氏ですし、別に広末がその過去を知らないってこともないと思うんですけど。

• 『ゼロの焦点』主題歌　中島みゆき”愛だけを残せ”

愛だけを残せ

映画では、木村多江と中谷美紀、そして中島みゆきの薄幸パワーに圧倒されて存在感の薄くなってしまったキャンドル涼子ですが、キャンドル氏との結婚によって、人物にさらなる深みが増すことを期待したいものですね。