魔術師と呼ばれた男

ルパン三世』実写映画化、というニュースがどこからともなく流れてまいりまして。


リアルライブや東スポなど、媒体によって情報は錯綜していますが、いずれもルパン役は小栗旬、といわれています。


その他のキャスティングは、未確認情報ではありますが、

とのこと。まぁ三池崇史が漫画映画を作るのはいつものことで、昔でいう山口和彦とか鈴木則文みたいなポジションってことなんだと思います。

トラック野郎風雲録

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ルパン三世』は1974年にも東宝で『念力珍作戦』として実写化されており、そのときのキャストは

という、あんまり原作のイメージにとらわれないものでした。

ルパン三世 念力珍作戦 [DVD]

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近年の漫画実写化映画について、よく「企画の貧困」とか「原作レイプ」という批判がありますが、実は70〜80年代の映画化もけっこうイタいものが多く、鈴木則文監督の『ドカベン』なんて当時36歳の川谷拓三が高校生の殿間を演じていましたし、深作欣二監督の『ドーベルマン刑事』は、加納をなぜか沖縄県警の刑事に変えてまったく別の話になっていました。
ドカベン [DVD]

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ドーベルマン刑事 [DVD]

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香取慎吾版の『こち亀』も映画化されるそうですが、これも1977年に山口和彦監督・せんだみつお主演で映画化されています。
ソフト化されていない幻の作品なので(原作者が出来に不満だったといわれている)、ぼくも観たことないんですけどね。興行収益からいうとそこそこヒットしたようではありますが、それは同時上映が『トラック野郎 男一匹桃次郎』だったからでしょう。

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このように、昔の映画でも、原作を無視したキャスティングが横行していたわけで、今回の『ルパン』も、そんなに気にしなくてもいいんじゃないですかね。


それより、ジャケットの色は緑か赤か、それと悪役を誰にするかが大事です。緑ジャケットなら白乾児か魔毛狂介あたりがいいんでしょうけど、赤ジャケだったらマモーかなぁ。マモーを演じられる俳優っているんだろか。

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