ワル正伝

こんな本が出ているのを見かけまして、即座に購入してまいりました。

史上最強の69

史上最強の69

いま69歳、まもなく70歳となる真樹日佐夫の人物像について、各方面の知人たちが語るという本です。その顔ぶれがとにかく濃厚すぎて。

「真樹さんは俺が目指す大人像のひとり」哀川翔(俳優)

「稽古しないと原稿渡さんぞ、と言われ……」飯塚則子(週刊実話編集者)

「前から人が来ても、仁王立ちで避けない」伊藤隆(元キックボクシング世界王者)

「弟子入り寸前のところまでいってたんだけど」猪瀬直樹(作家)

直木賞にチャレンジしてほしい!」内田裕也ロックンローラー

「40年も先生にはしびれさせられっぱなし」大槻ケンヂ(ロックミュージシャン)

「東京都の政策は先生の空手道と合致します」大津ひろ子(都議会議員

「最強者を生み出す力こそが最強」小笠原和彦(蒼天会空手主宰)

「おちゃめな不良少年」小沢仁志(俳優)

「真樹さんとの長〜いコンビ」影丸穣也(劇画家)

「はっきり言って何が本業なのかわからない」ガッツ石松(俳優・タレント・元ボクシング世界王者)

「先生は僕が作り上げた幻想なのでしょうか」桂歌蔵(落語家)

「日本で一番恋してる男性は真樹先生」叶麗子(歌手)

「畏友・真樹日佐夫との奇縁」牛次郎(作家・僧侶)

「何十年も密かに想っておりました」清田民子(銀座クラブママ)

「外見と違って優しくて照れ症」倉田保昭(俳優)

「映画の中でも本物の酒を飲みっぱなし」栗原早記(女優・クラブママ)

「全身武器のマルチな小説家」崔洋一(映画監督)

「私”ウ・ラ・レ・ル”と思った……」桜庭あつこ(女優)

「先制攻撃で金蹴りを何回も」佐藤勝昭(佐藤塾塾長)

「笑う口元が牙に見えた」佐山サトル初代タイガーマスク

「純粋な人間というのはすごく惹かれる」シーザー武志シュートボクシング協会会長)

ストリートファイトをするのが嬉しそうで」添野義二(士道館創始者

男児は意気を重んず。何ぞ銭刀を用いるを為さん」高須基仁モッツ出版社長)

「先生と僕と島らっきょう」永倉大輔(俳優)

「最前列の来賓席でも焼酎の水割り」浜井識安(極真会館浜井派代表)

「誘われたら絶対に逃げられません」藤原敏男(元ムエタイ王者・藤原ジム主宰)

「ここ20年ぐらい見た目が変わらない」藤原喜明(プロレスラー)

「真樹先生の弟子には絶対になりません」松井章圭極真会館館長)

「お酒をやめてください。先生、お願いします!」松方弘樹(俳優)

「出会えたことを神に感謝します」三池崇史(映画監督)

「いえ、私はSMはけっこうです……」緑健児新極真会代表)

「ワシが兄貴と呼ぶのは真樹日佐夫ひとりである」村上和彦(劇画家)

「賞金はいいだろうっていう話になっちゃって」村上竜司(士魂・村上塾塾長)

「優しさと強さの定義が根底から覆された」本宮泰風(俳優)

「1時間は待たされます」保川敏克(東邦出版社長)

「真樹先生が恐いと言っている奴は誰だ?」山田英司(BUDO-RA BOOKS編集長)

世界遺産として圧倒ぶりを感じるべき存在」由井恵美(週刊女性編集者)

「俺から見たサングラスの奥」力也(俳優)

「一番ピュアな69歳だと思っています」盧山初雄極真館館長)

インタビュー:吉田豪真樹日佐夫から聞き出す大山倍達梶原一騎とのこと


見出しと発言者、肩書きを見ているだけでもうお腹いっぱいです。極真各派の代表みんなから話を聞いているあたりも実にコクがあり、微妙に「あんまり関わりたくない」オーラを発している人もいて、なんとも言えない味を出しています。


大山倍達梶原一騎について語るインタビューもあり、読むと、なんというか「最後に勝つのは長生きしたやつ」という言葉が思い浮かびました。