江湖名菜

そして三連休の三日目である今日は、二日続けての受講となりますが、山形市で小説家講座を受けてまいりました。


こちらも、昨日に引き続いて講師は池上冬樹先生で、聞き手として深町秋生先生も参加されています。

東京デッドクルージング このミス大賞シリーズ (『このミス』大賞シリーズ)

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今回は、武侠ものや柳生ものに関する文章には定評のある、ブロガーの吉梨さんも受講されていて、テキストを提出されていました。


吉梨さんが提出されたテキストはこちらの二篇。


江湖名菜〜武侠連作短編集〜包子<パオズ、肉饅頭>
江湖名菜〜武侠連作短編集〜名包丁<優秀な料理人>


グルメものとしてはどうかと思いますが、アンソニー・ウォンジミー・ウォングが好きな方なら楽しめると思います。

八仙飯店之人肉饅頭 [DVD]

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片腕必殺剣 [DVD]

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今日の講座では、別の受講生が書いたことにして、池上先生が30年前に書かれた短編小説を評させるというサプライズもありました。


ぼくもすっかり騙されて、トンチンカンな評をして恥をかいたものです。


講座の後半では、深町先生がインタビュアーとなり、池上先生の修行時代のお話などを聞かせていただきました。


翻訳でデビューされた年はその一冊しか仕事がなかった、というあたりも味わい深いエピソードでした。

評論家も、業界でサバイバルしていくのはタフな仕事なんですね。


山形の「小説家になろう講座」は、山形さくらんぼテレビの後援で来年度も運営され、この講座出身の深町秋生先生や、こちらも受講生出身である柚月裕子先生も、顧問という形で携わっておられます。

臨床真理 (このミス大賞受賞作)

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文芸に興味のある方は、一度ご参加ください。