9月の告知

さて、今月の告知にお付き合いください。

せんだい文学塾

島本理生


 1983年、東京都出身。立教大学文学部中退。
 小学生のころから小説を書き始め、2001年「シルエット」が第44回群像新人文学賞優秀作となる。


 2003年『リトル・バイ・リトル』で第25回野間文芸新人賞を受賞。受賞時20歳で、同賞史上最年少の受賞となる。


『リトル・バイ・リトル』『生まれる森』『大きな熊が来る前に、おやすみ。』で芥川賞候補。『ナラタージュ』で山本周五郎賞候補。『Birthday』が川端康成賞候補。2011年には『アンダスタンド・メイビー』で第145回直木三十五賞候補など、純文学、エンターテインメントともに文壇での評価は高い。


 最近作は『Red』(9月25日発売)。

瀧井朝世氏


 1970年、東京都出身。慶応義塾大学文学部卒。
 出版社勤務を経て、独立。


 「王様のブランチ」(TBS系)ブックコーナーのコメンテーターを経て、現在は同コーナーのブレーン。
 朝日新聞「売れてる本」、波「サイン、コサイン、偏愛レビュー」、「FRaU」、「SPRiNG」、「小説宝石」、「ミステリーズ!」などで書評、WEB本の雑誌「作家の読書道」、「anan」、「CREA」、「きらら」、「パピルス」、「花椿」などで作家インタビューや対談企画を担当。


 ほかに日本ラブストーリー&エンターテインメント大賞(日本ラブストーリー大賞あらため)の選考委員も務めている。

小説家になろう講座

 1975年、山形県出身。専修大学経済学部卒。
 2004年に『果てしなき渇き』で第3回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞しデビュー。同作は累計50万部のベストセラーとなり、2014年に中島哲也監督により『渇き。』のタイトルで映画化された。
 2012年より続く、女性刑事八神瑛子を主人公とする『アウトバーン』シリーズも累計40万部を超え、2014年に米倉涼子主演でテレビドラマ化もされている。
 また、地元山形のメディアで映画評やコミック評も手がけ、こちらも好評。


 最新作は『ジャックナイフ・ガール 桐崎マヤの疾走』。


※都合により講師が変更となりました。

この講座について

  • 文芸評論家の池上冬樹先生が、アドバイザーとしてご指導されています。仙台と山形で運営母体は異なりますが、雰囲気や内容はほぼ共通しています。
  • ゲストとして、大手出版社の編集者が参加することもあります。
  • 小説家になろう講座」講座からは、「このミス大賞」出身作家の深町秋生さん、大藪春彦賞作家の柚月裕子さん、刑務官の経歴を活かした女子刑務所小説を刊行されている壇上志保さん、怪談作家として各所で暗躍中の黒木あるじさん、小説現代長編新人賞でデビューし、第2作、第3作も続けて刊行されている吉村龍一さん、徳間書店より『谷中ゲリラアーチスト』を刊行されデビューした織田啓一郎さんを輩出しています。
  • 「せんだい文学塾」の受講生からも、オール讀物新人賞で最終候補まで残った方や、小説現代長編新人賞で最終候補まで残った方が出ています。
  • 受講生から提出されたテキスト(短編小説、エッセイなど)を教材として採用しております。一流の作家や評論家に自作を読んでもらえる、めったにない機会です。 創作をされる方は、いちど提出してみては。
  • プロ作家志望の方から、読書の楽しみを深めたい方や、ベストセラー作家の人となりに興味のある方まで、どなたでも気軽に参加できます。
  • 講座の進行としては、まず受講生にテキストを読んでの感想・作者への質問などを求めます。ついで作者による解説、それから講師による講評という流れで進めます。無言で参加することもできますが、なるべく発言したほうがより楽しめます。
  • 講座終了後には、講師の先生を交えての懇親会も開催します(会費は4000〜5000円ていど)。こちらへも参加されると、より深く楽しめます。
  • 近郊にお住まいで文芸に興味のある方、土日に東北へ旅行される方、ついでにワッシュ手作りのお菓子に興味がおありの方は、どうぞご参加ください。