謎のエビチリつけ麺

というわけで今日は一日遅れで初売りに出かけたのであった。


仙台市内の各百貨店では、すでに完売したものも何種類かあったが、まだいろんな福袋を売っており、お茶屋さんでは茶箱も売っている。


そういうものには目もくれず、同行した友人のaskくんと「とらのあな」「らしんばん」「ゲーマーズ」などをめぐり、西川魯介先輩の『アシスタント伝奇ケイカ』などを購入。

アシスタント伝奇ケイカ 1 (ジェッツコミックス)

アシスタント伝奇ケイカ 1 (ジェッツコミックス)


askくんは、かつてはオレよりも萌えに詳しかったのだが最近はすっかり遠ざかっており、『夜明け前より瑠璃色な-Moonlight cradle-』のPOPの前で「へー、キャベツの新作が出てたんだねー」とか言っても全然わからない。

かく言うオレからして、「緑色の球体をキャベツに見立てて二つに切るアニメ」ということしか知らないのであった。(ちなみに、DVDでは修正されて普通のキャベツになっているのであった)


それと、レトロゲーム屋でファミコン版『ファイナルファンタジー3』を購入。

ファイナルファンタジーIII

ファイナルファンタジーIII

まだ起動していない。ちゃんと動くかどうか不安である。


高橋留美子原画展も見る。『めぞん一刻』の管理人室を再現したコーナーなんかもあり、なかなか面白かった。


この原画展のために作られたスペシャルアニメもあり、今日上映されていたのは『らんま1/2』の、あかねが八宝斉の作った「春眠香」で眠りながら戦う話であった。

作画も90年代風(作画監督中島敦子)で、声優も当時とほとんど同じ。ただし、久能先輩と校長先生の親子は、鈴置洋孝さんと仁内建之さんがお亡くなりになっているので、辻谷耕史さんと大塚芳忠さんに代わっていたのであった。



夕食は、ひさしぶりにフォーラス地下の「北京餃子」である。


http://r.tabelog.com/miyagi/A0401/A040101/4001558/


ここは、いつ行っても貧乏な若者や貧乏なサラリーマンや貧乏な中高年でいっぱいの、貧乏で腹ぺこな人の強い味方な店である。


学食みたいに食券を買うシステムで、どのメニューも安い。しかもセットメニューで頼むとその組み合わせが異常で、ふつうなら「定食+半ラーメン」とか「ラーメン+半チャーハン」とかするところだが、この店は男らしく、定食or丼(フルサイズ)+ラーメンor焼きそば(フルサイズ)、という、ふつうの感覚なら二人前になる食事が600円ぐらいで出てくるんである。


看板メニューは広東焼きそば大盛(ふつうの店の三倍ぐらいの盛りである)だが、さすがに今年34歳のオレはそこまでがっつく必要もないので、比較的新しいメニューである「冷やしつけ麺(豚肉旨ダレ)」を注文。


ところが出てきたものがまた異常で、超巨大な丼に茹でて水洗いした麺が三玉ぐらい盛られ、その上に豚肉と玉ネギとニラの味噌炒めがたっぷり乗せられ(麺が見えないくらい)、その横に酸味のあるつけダレの小鉢がついてくる、というものであった。
(写真を撮り忘れたのが不覚である)


どうやって喰えばいいのかよくわからない。肉野菜炒めのみそ味と、つけダレの酢醤油味が混ざるのは不本意でもあるし、といってみそ味だけでは味が薄く、とまどっているうちにつけダレの小鉢は肉の脂と味噌でどろどろになり、だんだん細かいことはどうでも良くなってくる、という塩梅である。


ここのつけ麺は三種類あり、今日食べた「豚肉旨ダレ」のほかに「鶏肉旨ダレ」「エビ玉子チリソース」というのがある。鶏肉はまだ良いが、エビチリがたっぷりかけられた麺と酢醤油味のつけダレを渡されて、いったいどうやって喰えというのだろう。


ちなみにこの店の隣がライブハウス「JUNK BOX」で、オレは以前ここでLOUDNESSの(樋口宗孝にとっては最後の仙台)ライブを見たことがあり、深町秋生先生がPerfumeのライブで地獄を見たというのもここなのであった。