一杯のかけそば

先週、アニメ版『時をかける少女』がテレビ放送されました。

時をかける少女 通常版 [DVD]

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ぼくはこの映画がとっても好きなのですが、世間にはこんな反応もあるようです。

トボフアンカル・ミニ・メディア(T:M:M)
http://d.hatena.ne.jp/kaien/20070724/p3


どうでもいいんですが、みんな「時かけ」「時かけ」といってるんですね。


なんか、思わず「いま何どきでい?」と言いたくなってしまいます。
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あと、字ヅラからいうと『悪いけ』にも似てますね。

悪魔のいけにえ』を見ても死にたくならない。

『悪いけ』を見ると憂鬱になるというひとがいる。ぼくにはわからない感覚である。

 近頃気づいたのだけれど、ぼくには殺人が気持ち悪いとか忌わしいという気持ちが欠けているようだ。どんな本を読んでも、映画を見ても、そんなことを思ったことがない。


(中略)

ソーヤー一家にはソーヤー一家の時間があり、ぼくにはぼくの時間がある。それでいいと、いまは思う。

 そもそも、人間の人生は、ひと通りの尺度で測れるようなものじゃない。死体オブジェにかこまれて、明るく笑って過ごせたら、それが「正しい鬼畜」で、ハンマーもチェーンソーもなく、悩んだり苦しんだりして過ごしたら、「間違えた鬼畜」だとは思わない。

もしもそうだとしても、レザーフェイスやヒッチハイカーの人生が、そんなありきたりの尺度で測りきれるほど安っぽいものだとは思えない。

(中略)

(マリリン・バーンズを逃がすという)自分が犯してしまった致命的な間違いをあがなおうとして失敗し、トラックに轢かれ、瑕だらけになりながら絶命したヒッチハイカー。マリリンを捕らえるために、自分のたったひとつのチェーンソーで脚を傷つけてしまったレザーフェイス

 その姿を見て、ぼくはかれらを好きになる。かれらはぼくより鬼畜な人間かもしれない。非道な人生を送っているかもしれない。でも、そんなことはどうでもいいことだ。

(後略)

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