Retirement sucks

女優の奥菜恵が、引退するだのしないだのと騒ぎになっているといいます。


所属事務所との契約を解除し、「業界に疲れた」と漏らしているともいいますから、事実関係だけ見れば「引退」という表現も行き過ぎとはいえないと思いますが、本人はテレビの取材に答えて引退を否定しているそうです。


http://www.j-cast.com/2007/05/31008073.html


昨年の『犬神家の一族』での、カエル持った演技も悪くなかったことだし、まだまだ引退するのはもったいないでしょう。

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ここ最近、飯島愛やグラビアアイドルの原田桜怜など女性タレントの引退が相次ぎました。


それぞれ、体調不良や事務所とのトラブルなど事情があってのことですが、奥菜恵の場合はやっぱりスキャンダラスな扱いに嫌気が差したということなんでしょうか。



芸能グルメストーカー

芸能グルメストーカー

泉昌之の近年の傑作『芸能グルメストーカー』では、例のお塩先生とのスキャンダルなど私生活の目撃情報をもとに、「ウカツな女」という評価をされておりました。


この漫画は、あの有名な流出写真を掲載した「BUBKA」に連載されたということもあって、奥菜篇はいつにも増してノリノリ。


奥菜の好物が「レバ刺し」と聞くや「いいのか?アイドルがそんなこと言って」とツッコミを入れ、他に好物として棒餃子、得意料理として牛スジ煮込みを挙げていることについても、

いいのか奥菜恵そんなことで

そんなキレイな顔で棒だスジだと性欲マンマンさをさらすよな発言

と、次々に言いがかりを付けていくあたりのおかしさはこの本の白眉といっても良いでしょう。


奥菜がよく行く焼肉「スタミナ苑」に行った主人公の本郷播は、彼女の好物だというレバ刺しを注文するものの「今やってないんですよ」と言われてしまいます。


思わず、「ごめんなさい、それ来月からなんですよ」を連想するところですが、今回は代わりのレバ焼を注文。


店員から「焼きすぎないでくださいね」と二度も念を押されたことから、

これは生レバによほど自信があるが、当局のお達しか何かでやむを得ずレバ焼で出している、と見た

とこちらも言いがかり寸前の論理展開で、レバを生で食べるあたりもおかしさ抜群です。


なんだよ「、と見た」ってのは。何の達人なんだ。




奥菜恵の、今回の引退騒動もその「ウカツさ」が招いたことなのでしょうか。だとしたら、久住昌之の人物観察眼の鋭さには敬服するしかないですね。