やっぱ好っきゃねん

わたしの半径ワンクリック圏内で、にわかに「関西弁の歌詞がヤヴァイ」という話題が盛り上がっております。

http://d.hatena.ne.jp/ramones21/20070328

http://d.hatena.ne.jp/FUKAMACHI/20070329


昔から、歌謡曲では「大阪もの」というジャンルがあり、ブルース色の強いいろんな曲が知られています。


BOROの「大阪で生まれた女」は、一般に知られている歌詞は4番と6番で、原曲は18番まである非常に長い曲です。

大阪で生まれた女・18

大阪で生まれた女・18

「東京へはようついていかん」というフレーズは有名ですが、結局は東京へついていって、立教大学の近くに住んでしまうんですね。

大阪出身のくせに長嶋ファンだったんでしょうか。


また、上田正樹の「悲しい色やね」もありますね。

この曲の一節「大阪bay blues」を「大阪ベーブルース」だと思っていた、というのはもう前に書きましたね。


ほかにも、SMAPの「HEY HEY おおきに毎度あり」とか、倖田來未の「恋のつぼみ」とか、関ジャニ∞だとか、聴くものをイラっとさせる関西弁フィーチュア楽曲は枚挙にいとまがありません。



これに対し。



関西弁以外の方言をフィーチュアした楽曲は、その多くがコミックソングとして知られています。

代表的なのがこちら。
http://www.ne.jp/asahi/fire/works/nagoya.htm

あっ超ー

あっ超ー

つボイノリオの「名古屋はええよ!やっとかめ」。このFlashも有名ですね。



これが東北弁になるとさらに物悲しくなり、吉幾三の「俺ら東京さ行ぐだ」のようにひたすら自虐ネタに終始するしかないというのが現状。


ただし、実際の東北弁では「おら○○するだ」という言い回しは存在しないので、正確性という点では疑問符がつきます。


それから、30年ほど前に「ああ宮城県」という歌がヒットした、吉川団十郎という歌手がいたのをご記憶の方はいらっしゃるでしょうか。

田舎者

田舎者

「トラック野郎・望郷一番星」にもゲスト出演しており、当時はちょっと人気がありました。
トラック野郎 望郷一番星 [DVD]

トラック野郎 望郷一番星 [DVD]


しかし、典型的な一発屋としてわずか一年で引退して故郷の宮城県に帰りましたので、全国的にはほとんど無名といっていいでしょう。


しかし、地元宮城県では陶芸家としても知られており、この三月まではラジオDJとしても活動、毎週日曜日の午後1時から5時まで、4時間の生放送帯番組を、およそ放送に堪えるとは言いがたいほど強力な仙台弁でしゃべり倒しておりました。
http://www.tbc-sendai.co.jp/02radio/amo/


ほかにも宮城県では、さとう宗幸が夕方の帯番組メイン司会だったりして、東京の方にはちょっと理解しがたい放送事情になっているのでした。