よし!わかった!

映画「犬神家の一族」リメイク版が12月16日から公開されますが、それに合わせて(というわけでもないが)古書店で見つけてきた本。

本陣殺人事件―名探偵金田一耕介の事件簿2 (SUSPERIA MYSTERY)

本陣殺人事件―名探偵金田一耕介の事件簿2 (SUSPERIA MYSTERY)

横溝正史の小説を漫画化したものはいくつもありますが、秋田書店から出ているこれは特に原作に忠実なバージョンです。

金田一耕助やや美形に描かれすぎている、という欠点はありますが。





角川書店からは、JET先生によるバージョンが何冊か出ていて、こちらもファンの間では人気が高いです。

犬神家の一族 (あすかコミックスDX―金田一耕助ベスト・セレクション)

犬神家の一族 (あすかコミックスDX―金田一耕助ベスト・セレクション)

ただ、こちらのシリーズは慢性的に頁数が不足しており、とくに「八つ墓村」はかなり無理のある展開になっています。




八つ墓村 (講談社漫画文庫)

八つ墓村 (講談社漫画文庫)

悪魔が来りて笛を吹く (講談社漫画文庫)

悪魔が来りて笛を吹く (講談社漫画文庫)

長尾文子先生の師匠にあたる影丸穣也先生にも、金田一ものが二作あります。

こちらの「八つ墓村」は、昭和43年に少年マガジンに連載されて好評を博し、この人気に着目した角川春樹が横溝作品を文庫化して大ブームを巻き起こすきっかけとなりました。

金田一耕助は「空手バカ一代」ふうの強そうな感じです。


また、「悪魔が来りて笛を吹く」は、1979年に東映が斉藤光正監督・西田敏行主演で製作した映画版を忠実に再現した形となっており、原作とはストーリーが改変され、中村雅俊扮する船頭が「東京ブギウギ」を歌う場面まできっちり再現されています。



悪魔が来りて笛を吹く」は、来年1月5日に稲垣吾朗版が放送されますが、こちらでは、原作にあったフルートの運指に関するトリックが再現されるのかどうか気になるところです。


http://www.fujitv.co.jp/fujitv/news/pub_2006/06-409.html



三島東太郎は成宮寛貴か…たぶん無理。