わたしのアルフォンス

コンビニに行きましたら、「包丁人味平」のカレー篇がコンビニ本として出ておりました。

あまりにも有名な「ブラックカレー」は、この本に収録されています。

麻薬入りカレーという発想もスゴイですが、これを作った料理人が発狂して救急車で運ばれていくというオチもかなり危険。よく出版できたものです。

東京伝説―うごめく街の怖い話 (竹書房文庫)

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この本には、脂肪や塩分、化学調味料が大量にブチ込まれているため、常連はみな肝臓をやられて死に至るという「終末ラーメン」が登場しますが、ここまで極端でないにしろ、ラーメンにしてもカレーにしてもハンバーガーにしても、外食ばかりでは栄養が偏って体を壊すのが当たり前、ということですね。
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そんなことを言いつつ、よく行く店でカツ丼を喰ってきたわたし。


お店に、「機動警察パトレイバー」のコンビニ本があったので、「そういや話題になってるなぁ」と手にとってみたらちょうど「廃棄物13号」の話だった、というのはちょっと出来すぎかもしれませんがでも本当なのだから仕方がない。

実は「パトレイバー」ってよく覚えてないんですよね。当時はジャンプの全盛期で、サンデー読んでるやつは周囲に全然いなかったし、30分しか収録されてないOVAをレンタルするのは、2時間の映画を借りるのに比べてどうしてもお損感(お得感の反対)があったもんで、小遣いに恵まれていなかった身としてはどうしても手が出なかったのです。


かろうじて覚えているのが、テレビ版の主題歌が「♪コンディショングリ〜ン」という歌だったこととか、色黒で関西弁を喋るガキとメガネのおっさんが出てくることとか、やる気のない課長が出てくることとか、おタケさんが出てくることとか、それぐらい。

あ、あと、太田さんの出身地がうちの田舎だったってことも。


うーん、なんかいろいろ思い出してきたぞ。



そういうわけで、廃棄物13号がどんな形してるのかいちおう確認しておいたので、いつでも「グエムル」観にいける体勢が整いました。

韓国側からはこんな反応もあるようです。
映画「グエムル」、ネチズンの間で日本アニメひょう窃疑惑拡散 | Joongang Ilbo | 中央日報

しかし‘ひょう窃主張’に対して‘とんでもない’という意見も多い。 アニメ「廃棄物13号」を見たというネチズンは「両映画を見れば『グエムル』が『廃棄物13号』をひょう窃したなどとは絶対に言えないはず」とし「キャプチャー写真だけでひょう窃を論ずるのはナンセンスだ」と主張した。


ブロガー‘アルフォンス’は「『グエムル』と『廃棄物13号』には巨大警察ロボットが登場しないという根本的な違いがある」とし、「公権力の象徴である警察が『廃棄物13号』では猛活躍するという点、怪物の誕生が偶発的な事故でなく計画的な飼育という点、そして怪物退治のために怪物をスタジアムに誘引する点などが違う」と主張した。


ブロガー‘ホンイ’も「ひょう窃疑惑が提起される部分は怪獣映画で見られる典型的な手法」と説明した。 映画「グエムル」は2日に日本で公開された。

お前なんでアルフォンスのくせにパトレイバーの味方しねえんだよ。

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まぁ‘ホンイ’さんも言ってるように、「廃棄物13号」自体がいろんな怪獣映画へのオマージュを含んでいるものなので、あまり「ここが似てる」「ここが同じ」と指摘しても意味ないでしょう。


しかし「パトレイバー」はなにかとパクられ騒ぎを起こすなぁ。

逮捕しちゃうぞ the MOVIE【劇場版】 [DVD]

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この映画も、ストーリーが劇場版2にそっくりだというので話題になったものでした。
機動警察パトレイバー2 the Movie [DVD]

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でも「逮捕しちゃうぞ」の方も、同じ作者の「ああっ女神さまっ」ともどもけっこうパクられていますので、この分野では因果はめぐる鉄の輪ということなんでしょうか。

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ところで、怪獣が「キシャー」と鳴くというのも、この「廃棄物13号」あたりから定着したんではないかと思うのですがどうなんでしょう。