Apocalypse Now

本日は「オーメン」観てきたですよ。


昨今の映画界はリメイクばやりですが、今回の「オーメン」はいわゆるそのまんま系に分類されますね。


オリジナルとの相違点をピックアップしてみます。

  • 冒頭、ヴァチカンの聖職者たちが、反キリストの降誕を予期して会議を行う。
  • ロバート(父親)が、原作のグレゴリー・ペックより若い。おかげで、大使に就任させるために前任者を爆死させる必要が生じた。
  • 首吊りばっびーんのシーンで、死体が窓ガラスをぶち破らずに壁に激突する。
  • ママどっすーんのシーンで、ダミアンの乗り物が三輪車からキックボードに、金魚鉢が植木鉢に変更されている。
  • 神父の部屋に置かれた十字架が、47個から数百個に増えた。
  • ママ救急車ダイブのシーンが、ミア・ファローの空気注射になった。
  • 墓場に雪が積もった。
  • 首チョンパが、ガラス板から鉄看板回転ギロチンになった。
  • クルマがレクサスになった。


あとは全部同じです。


ですが、今回のリメイクでは、原作よりもアクチュアルなものにしようとする意図が感じられました。


冒頭で、聖職者たちはヨハネの黙示録に記された七つの予言を検証していきます。
そこに、911テロやスペースシャトル事故の映像を被せながら。


現代を末法の世と捉える人は日本にも多くいらっしゃいますが、アメリカでも世の終わりは近いと考えられているんでしょうか。


原作と同じく、ロバートとカメラマンはイスラエルのメギドに赴き、そこでエクソシストのブーゲンハーゲン(怪しいおっさん)から聖なる短剣をもらいます。
その町では、自動小銃武装した兵士の姿があちこちに見られました。


メギドの丘に、すでに軍隊が集まりはじめているということなんでしょうか。



11年前、ハルマゲドンとかなんとか言ってた人たちが大暴れしたのを、日本人はよく覚えています。
アメリカでもそういうのが出てこないことを願うばかりです。