一筆啓上邪心が見えた

川崎市男児投げ落とし事件で、今井健詞容疑者が逮捕・送検されましたね。
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20060404k0000e040068000c.html
この人の名前を聞くと、どうしても時代劇でおなじみの悪役俳優、今井健二さんを連想してしまいます。

必殺仕置人 VOL.4 [DVD]

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必殺仕置人」第11話「流刑のかげに仕掛けあり」では、強引な捜査で下手人をでっち上げる岡っ引きの鬼岩親分を演じています。


仕掛十手一本で、中村主水と棺桶の錠の二人を圧倒するその姿は「必殺史上最強の悪役」とすら言われました。

「弱えもんにとっちゃあ住みづれえ世の中でも、
俺にとっちゃあ楽しい世の中なんでえ!」

という叫びは、自己責任論かまびすしい昨今の格差社会を先取りしていたんでしょうか。

新 必殺仕置人 VOL.1 [DVD]

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こちらの「新必殺仕置人」第3話「現金無用」では、寅の会の仕置人の一人、玄達として登場。
会の掟を破って依頼人と直接取り引きしたために元締・虎の粛清を受け、バットでぶん殴られて床をつつーとカーリングのストーンのようにスライディングしていきます。
しかもそのシーンでは、虎を演じる藤村富美男の現役時代の映像がカットインされるというワケのわからない演出がありました。
真虎伝藤村富美男 (Nonfiction of baseball)

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この人は、この後にも第8話「裏切無用」で、名和宏が投げる鉄球(しかもなぜかナックルボール)を物干し竿でピッチャー返しにして、顔面を粉砕したりもしてましたけどね。



さてさて。



投げ落とし事件ということで、かなりヤバイのではないかと思うのが「必殺仕置屋稼業」。


これに登場する仕置屋の一人、勧進坊主の印玄(新克利)は必殺屋根落としを殺し技として、「やめて止めてやめて止めて」と懇願する悪人を屋根から突き落とすというのが売りものでした。

必殺仕置屋稼業 VOL.2 [DVD]

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第7話「一筆啓上邪心が見えた」では、悪徳同心の堀内として登場。

「仕置人」に続いてまたも主水たちを追い詰めますが、結局は主水に仕置されました。
これが印玄に屋根から落とされてたら、もっとスゴかっただろうなぁ。
あぁ不謹慎。