殺しの掟
フジテレビで「仕掛人・藤枝梅安」がまたドラマ化されるそうです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060322-00000032-sanspo-ent
時代劇作家、池波正太郎の人気シリーズ「仕掛人 藤枝梅安」が俳優の岸谷五朗(41)主演で13年ぶりにドラマ化されることが21日、分かった。
復活を決めたのは、これまで小林桂樹(昭和57〜58年)、渡辺謙(平成2〜5年)で同シリーズを制作したフジテレビ。悪人を闇に葬る仕掛人という裏の顔をもつ鍼医者、梅安の活躍を描く。冷酷な仕事ぶりながら人間味あふれる男で、池波作品では「鬼平犯科帳」の長谷川平蔵と並ぶ“ヒーロー”。フジの保原賢一郎プロデューサーが3年間、岸谷にラブコールを送り実現した。
名優の後を受けた3代目は「外見よりも梅安の心情を表現したい。殺陣のシーンはリアリズムを追求し、格好をつけずに自然体で演じたい」と自分らしい梅安像を求めて撮影に臨んだ。
仕掛人・藤枝梅安は、これまでにテレビで小林桂樹と渡辺謙、映画では田宮二郎と萬屋錦之介、そしてなんといっても緒形拳が演じていますね。
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梅安ものは、「必殺仕掛人」と「仕掛人・藤枝梅安」で設定にかなり違いが見られます。
●「必殺」の場合
- 黒子ふうの殺し装束
- 相棒は浪人の西村左内
- 元締めは音羽屋半右衛門
●「仕掛人・藤枝梅安」の場合
- 特別な装束はない
- 相棒は楊枝職人の彦次郎と、浪人の小杉十五郎
- 音羽の半右衛門はゲストキャラ
この違いは、「必殺仕掛人」の原作が、「仕掛人梅安」シリーズより、むしろ西村左内と音羽の半右衛門を主人公とする「殺しの掟」に発想の原点があることから来ているのでしょう。
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必殺シリーズはもとからスターシステムを導入したやり方だったんですね。
今度の「梅安」に、テレ朝で鍼医者の殺し屋を演じたばかりの藤田まことが半右衛門役で出ることに「え?」と思う向きもおありかと思います。
その辺は、スターシステムということで納得しましょう。
…って、今度のドラマは必殺シリーズじゃないんですけどね。