タマとバットは男のあかし

最近、なぜかベストオブ高倉健のCDが車中でのヘヴィローテーションになっています。

全曲集

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健さんの映画はそんなに熱心に観てるわけでもないんですけどね。
昭和残侠伝 [DVD]

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網走番外地 [DVD]

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せいぜいこのぐらい。ちなみに、いちばん好きなのは
新幹線大爆破 [DVD]

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これ。

千葉真一運転席に押し込め志穂美悦子を交換手として座らせておき、暴れるのは山本圭というのは贅沢というかなんというかなにか根本的なところで重大な見解の相違があるような気がしますが、ラストシーンの健さんのカッコ良さがすべてを帳消しにしています。


で。


アストロ球団」の作中で、アストロ応援歌として「男ならやってみな」というのがたびたび歌われています。

アストロ球団 (第1巻)

アストロ球団 (第1巻)

「タマとバットは男のあかし」という歌詞はジェンダーフリーの人たちから怒られそうというか、男性性に対する無邪気な信仰告白というか、少年漫画誌に特有のホモソーシャルな性格の表れというか、要するに下品ですが個人的にはキライじゃないです。ちなみにこの漫画はちゃんと読んでません。こんな漫画もあるそうですがよう知らんです。


話がそれましたが、「度胸一発ぶっかませ〜、男ならやってみな〜♪」というこのアストロの歌は、健さんの「男なら」という歌の替え歌だったということが、聴いてみてよくわかりました。


70年代当時、ジャンプ読者にとって健さんの歌は知っていて当然の基礎教養だったんですね。



ちなみに「アストロ球団」は音楽との相乗効果を積極的に導入してきた作品で、森進一の「さらば友よ」とか井上陽水の「二色の独楽」「人生が二度あれば」とか「黒いジャガーのテーマ」とかを、「今週号は、○○をききながら、読もう!!」とBGM指定していました。

どれも、球三郎が死地に赴くシークエンスだったんですけどね。

ファンが選んだ森進一 ベストアルバム

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二色の独楽 (紙ジャケット仕様)

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断絶 (紙ジャケット仕様)

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黒いジャガー [DVD]

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「アストロ」ドラマ版の音楽がどうだったのかは、観てないのでわかりません。
なーんか怖くて。