陰謀のセオリー

ジェンダーフリー」と日記に書くとやってくると言われるid:amegriffさんの日記で、こんな記事を見つけました。
http://d.hatena.ne.jp/amegriff/20050728#1122514017

こちらの細川氏という方の文章ですが、ある種の人物の書く文章の典型と言えますね。


陰謀論者」の文章の典型です。


こういう書き方というのは思想の左右に関わらず、みんな同じになりますね。


どうも、みんな「世の中は自分のイヤな方に向かっている」と思っているようで、保守的な方は「日本は反日サヨクに支配されている、なんとかしなければ」と日夜戦っているし、左寄りな方は「日本は右傾化して戦争への道を歩んでいる、なんとかしなければ」と焦っているフシがありますね。


前者が本当ならばとっくに共産党が与党になってるでしょうし、後者が本当ならとっくに産経新聞が部数日本一になってるだろうと思います。


陰謀論には耳を貸さない、というのはある程度の知性のある人なら常識のはずなんですけどね。どうもみんな怒りが激しすぎてワケわかんなくなってるんじゃないでしょうか。

探せばどっかに「ジェンダーフリーフリーメーソンの陰謀」とか言ってる人もいるんじゃないかなぁ。ジェンダーフリーメーソン、ってワケだ。



さてさて。


陰謀論者として昔から有名な方の懐かしい名前を、最近一ヶ月ほどの間、よく目にしました。


全裸SEX教団」ザイン、そして「小島露観」。
こちらの公式HPにある文章を読むと、上の細川氏の文章とほぼ同じですな。

この人たち、昔「トンデモ本の世界」で取り上げられてたなぁ。

トンデモ本の世界―MONDO TONDEMO

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あれから十年たちましたが、当時は「ギギ殺人機械」とか売ってたのが、最近は「アソコ習字」というAVそのもののパフォーマンスを売り物にしてるみたいです。

で、AVそのものと言ってたら、パフォーマーの「鉄つるぎ」という女性、以前「前野さちこ」という芸名でAVやってた人でした。こちらも懐かしい名前だなぁ


5年ほど前、主にインディーズでよく見かけた女優さんだったんですね。ファンでした
あまり美人とはいえませんが表情豊かでエロい顔立ち、スレンダーで巨乳のナイスバディ、プレイ時のリアクションの良さ、ハードプレイもこなす度胸の良さ、いやぁお世話になったもんです


んで、「週刊現代」にインタビューが載ってたのを目にしたんですが、ビックリしたのが、この人がAVデビューしたころ、高等専門学校の4年生だったんだそうです。


高専というと、「高専病」なんて言葉もあるくらいで、「むさ苦しいオタクの集まり」というイメージがありますが、その中にこんなエロい娘がいたら、もう周りの学生みんなおかしくなってたんじゃないでしょうか。

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ちなみに、本日のエントリはこの映画とはまったく関係ありません。

ジェンダーフリー」といえば

「過激な性教育」というのもセットになって語られてますね。

印象的だったのは、おじさん系週刊誌で「過激な教科書」として性交解説の図解入りのテキストを写真つきで紹介してましたが、キャプションに「なぜかどれも女性上位!」と付いてたのが妙に笑えたこと。


女性上位」→「フェミニズム」→「反日サヨクだ!」という三段論法でしょうかね。
あんたらは正常位しか認めないピューリタンか?

個人的には女性に上に乗ってもらう方が好きですが騎乗位って一番平和的な体位なんじゃないかと思います。
だって、騎乗位でレイプってまず無理でしょ?


大藪春彦先生の「汚れた英雄」では、「抵抗する女をモノにするときは後ろからするのがやりやすい」と書いてありましたが、幸いにしてこれを役立てたことはありません。

ちなみに映画版にはそんな話はまったくありませんでした。
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この主題歌も名曲ですが、ヴァンデンバーグの「This is War」に似てるということには敢えてツッコまないことにします。
誘惑の炎

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