認めたくない若さゆえのあやまち
「土曜ワイド劇場」で「明智小五郎vs金田一耕助」を放送します。しかも明智は松岡昌宏、金田一は長瀬智也というTOKIOで固めた配役には思わず耳を疑った方も少なくないでしょう。
明智はまだしも、金田一は無理がありすぎます。
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しかし、歴代の金田一俳優の中でもファンの人気が高いのは、なんといっても古谷一行でしょう。
1977年から78年にかけ、2期にわたって放送された「横溝正史シリーズ」は、名作としてファンの間で語り継がれています。劇場映画にも劣らない豪華なキャストや美術、連続ドラマの利を生かしたきめ細かい演出、そして古谷一行の軽妙で爽やかな演技。いずれも絶品です。
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中でも、この「黒猫亭事件」は、地味ながら評価の高い1本。前後編とコンパクトな構成、太地喜和子と近藤洋介の名演、金田一が「この謎を解くのは、あなたです!」と視聴者を指差す「爆笑オンエアバトル」のような演出、いずれもいい味を出しています。
カフェ「黒猫亭」の庭から腐乱した女の死体が出た。発見したのは隣の寺の若い僧、日兆。黒猫亭のマダムは行方不明になり、不審な女が目撃されていた。果たして死体は誰のものか、看板猫が入れ替わったことに隠された秘密とは・・・?
見るからに怪しいのは、この坊主ですね。この坊主には覗きの趣味がありまして、かねてより隣の家を覗いていて、不審に気付いて死体を掘り出したというのだから、当然、金田一もこの坊主に食いつきます。
しつこい尋問に「私は何も知りません!」「全て警察にお話しました!」と答える声、なんか聞き覚えがあるなぁ。と思って出演者クレジットを見てみますと、
日兆:池田秀一
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現在放送中の「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」には、仮面の男が登場しますが池田氏も別の役で出ておられますので、シャアが二人いるみたいでなんか得した気分になる人もいるでしょう。
しかし、この変態坊主役はわれわれシャア好きにとっては衝撃です。ドレン中尉じゃないですが「やはり大佐は宇宙の方がお似合いですなぁ」と言いたくなりますね。