身体を買ったらサヨウナラ

まずは「週刊新潮」が報じたこちらのニュースです。


二階派「長崎幸太郎代議士」を後援者が告発 “秘書との不倫”“ソープ通い”を暴露 (デイリー新潮) - Yahoo!ニュース 二階派「長崎幸太郎代議士」を後援者が告発 “秘書との不倫”“ソープ通い”を暴露 (デイリー新潮) - Yahoo!ニュース

 何かと問題を起こす自民党二階派のセンセイたち。彼らを率いる二階俊博総務会長(77)は、かなり懐の深い政治家である。そこに新たな難題がまた一つ。長崎幸太郎代議士(47)=山梨2区=の問題を告発する手紙が、自民党議員らに送り付けられたのだ。

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 田中角栄元総理はかつて「政治は数であり、数は力、力は金だ」と言った。二階総務会長も角栄氏の薫陶を受けただけあって、二階派の議員を増やし続けている。

 が、これでは議員の質が落ちるのも当然である。路チューの中川郁子議員と門博文議員、ゲス不倫の宮崎謙介元議員と、二階派には問題ある人が少なくない。そして、今度は二階派特別会員の長崎議員を告発する文書が出回っているのだ。

〈私が長崎幸太郎を捨てるまで〉そうタイトルが付けられたA4用紙、計5枚の手紙が関係者の元に届いたのは3月10日頃のこと。永田町事情通によれば、

「手紙は、安倍総理や二階さんら派閥の領袖など有力自民党議員に68通、地元の市町村議員や首長などに計300通以上送られた模様です。これは怪文書ではなく、実名による告発文。長崎さんの女とカネに関する話を事細かに暴露したもので、実に生々しい内容です」

「長崎さんの女好きは、地元では有名な話です。後援会の青年部の人たちを誘い、時には一人で、吉原のソープランドによく遊びに行っていました」

 実際、何度か長崎氏に誘われ、吉原に行ったという元後援会幹部は、

「長崎先生は05年に初当選した頃からソープ通いをしていました。よく行っていたのは吉原の『ヴィーナス』という店ですね。多い時は、2カ月に1回は行っていたと思います。河口湖から車2台で、青年部のメンバー7、8人で行ったこともあるし、私と2人だったり、もう一人入れて3人で訪れたこともある。1回生議員の頃、風俗の無料紹介所で写真を見ながら、ソープ嬢を一緒に選んだものです。彼は、おっぱいの大きい美人が好みだと言っていました」

 自分はまだ無名の代議士なので、バレっこないと思っていたようだが、

「我々は、せいぜい1回2万5000円くらいの普通のコースを選んでました。一方、長崎先生はいつも5、6万円のVIPコースでした。さすがは国会議員なのでお金持ちだと思いました」(同)

で、長崎議員がこれを受けて反論した、というニュースです。

ソープ通いを“蔑視”で否定 長崎幸太郎議員の歪んだ女性観 | 日刊ゲンダイDIGITAL ソープ通いを“蔑視”で否定 長崎幸太郎議員の歪んだ女性観 | 日刊ゲンダイDIGITAL

 コトの発端は、週刊新潮(3月31日号)の記事。同じ号で乙武洋匡氏の「5人と不倫」問題が炸裂し、長崎議員の記事はあまり目立なかったが、「カネと女」の問題について実名の告発文が政界に出回っている、という内容だった。

 記事掲載前、この告発文について週刊新潮の取材を受けた長崎議員は、3月22日付の「回答書」を新潮社に送付したもよう。ただ、それだけでなく、地元の一部支援者などにも「回答書」と同じものを配布した。自身の潔白を弁明しようとしたようなのだが、その文面があまりにア然とするものだったため、地元でにわかに広まり、「これはちょっと酷い」「女性を侮蔑している」と囁かれているのである。

 問題の文面は、回答書の「2、女性問題について」という項目。告発文では長崎議員の「吉原のソープ通い」について書かれていて、長崎議員は回答書でそれを否定しているのだが、そこで自らの女性観について次のように記している。

〈私は、生来の潔癖な性格から、女性観については、独自かつ高邁なものがあり、書かれているような所(注・ソープランド)に出入りするような性癖はごさいません〉

〈配偶者は、東大卒の才媛であり、その点から、私の潔癖な性格と独自かつ高邁な女性観、を忖度賜れば幸いです〉

〈「誰が来るかもわからない不潔な環境において、どのような素性ともしれない、しかも『高学歴の才媛』という自身の好みとは対極に位置する女性と、進んで同衾したい」ということもなく……〉

すごい文章だなあ。これ、『ガキの使い』名物のひとつ、ヘイポー謝罪文(「ヘイポー」こと斉藤敏豪プロデューサーが、女性タレントにセクハラ行為をはたらいてとがめられ、謝罪文としてさらにセクハラ文面を満載にした文章を朗読するコント)と同じセンスですよ。

ぜひ全文公開して、そしてヘイポーに朗読してもらいたいものです。


もともとの告発記事を読む限りでは、ソープ通いよりも、秘書と不倫してしかもそれを理由に解雇していることのほうが問題だと思うんですが、この回答書が面白すぎてもうね。


ぼく自身は、女性に謝礼を払って性的サービスを受けた経験はないんですけど、AVファンではあるので、性的サービスを利用していること自体をそこまで批判するつもりはないです。でも、自分で自分を「潔癖な性格と独自かつ高邁な女性観」だの「配偶者は、東大卒の才媛」だのというフレーズの破壊力がもう。謙譲、という日本人に欠かせない美徳をまったく失っているのがすごい。これで釈明になると思っているその感覚が、いかにも現代の自民党系議員という感じですね。



それにしても、後援会の人による「おっぱいの大きい美人が好み」と、本人がいう「高学歴の才媛」が好み、という組み合わせがまた味わい深い。それ鈴木涼美のことじゃないか!