Hoedown
レミー・キルミスターが亡くなり、デヴィッド・ボウイが亡くなって間もないタイミングですが。
ELPのキース・エマーソンさん死去、71歳…拳銃自殺か ― スポニチ Sponichi Annex 芸能
AP通信によると、プログレッシブ・ロックの英人気バンド「エマーソン、レイク&パーマー」の創設メンバーでキーボード奏者だったキース・エマーソン氏が米カリフォルニア州サンタモニカの自宅で死亡しているのを日本人のパートナー、カワグチ・マリさんが11日未明に発見した。71歳。死亡日や死因は不明。
1944年11月、英国生まれ。70年にバンド「エマーソン、レイク&パーマー」を結成し、ジミ・ヘンドリクスらが出演したフェスティバルで華々しくデビュー。前衛的ロックの傑作アルバム「タルカス」が全英1位になるなどヒットを連発した。
ロックにクラシックやジャズの要素も入れ、シンセサイザーを導入したことで知られる。
79年にバンドは活動休止。90年代に再結成したものの再び休止した。ソロ活動を断続的に続け、日本やドイツなどの交響楽団のために作曲などの活動も行っていた。
芸能ゴシップサイトのTMZなどによれば、エマーソン氏は頭部を拳銃で撃っており捜査当局は自殺と見ている。同氏は神経性の障害で右手の2本の指が動かず、最近はうつ状態だった。4月には来日公演があり、それに先だって21日には日本のテレビ局に生出演する予定だった。(共同)
全盛期にはすさまじいテクニックでハモンド・オルガンやムーグ・シンセサイザーを操り、鍵盤にナイフを突き立てるパフォーマンスをしていた人が、思うようなプレイができなくなって拳銃で自殺するだなんて、なんとも皮肉というかなんというか。
エマーソン、レイク&パーマーでの活動を知らない人でも、カール・パーマーの代役にコージー・パウエルを迎えたトリオ「エマーソン、レイク&パウエル」で発表した“ザ・スコアー”が「ワールドプロレスリング」のテーマ曲として新日本プロレスで長年にわたり使われているのを、聞いたことがあるかと思います。
- Emerson,Lake&powell - The Score
- アーティスト: エマーソン、レイク&パウエル
- 出版社/メーカー: ユニバーサル インターナショナル
- 発売日: 2013/03/20
- メディア: CD
- この商品を含むブログを見る
とかく「理屈っぽい」「辛気臭い」と言われがちなプログレというジャンルにおいて、キース・エマーソンは超絶テクニックを前面に押し出した、力づくとすら言える豪快さが魅力でありました。
鍵盤楽器にはうといぼくですが、それでもジョン・ロードとキース・エマーソンだけは別格として認識しておりました。その二人とも亡くなってしまいましたので、これからは誰に注目して聞けばいいのか迷うところであります。
- Emerson Lake & Palmer-Hoedown
- アーティスト: エマーソン・レイク&パーマー
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2005/09/28
- メディア: CD
- クリック: 5回
- この商品を含むブログ (16件) を見る