今月の告知(再掲)

今月の「せんだい文学塾」と「小説家になろう講座」の告知を、再度ここで打っておきます。

桜木紫乃(さくらぎ・しの)氏


 北海道釧路市生まれ。裁判所職員を経て、2002年「雪虫」で第82回オール讀物新人賞受賞。2007年『氷平線』を発表してデビュー。
 2011年の『ラブレス』は多くの賞にノミネートされて注目を集め、島清恋愛文学賞を受賞する。2013年には『ホテルローヤル』で第149回直木賞を受賞。
 その他、『ブルース』『それを愛とは呼ばず』『霧 ウラル』など、著作多数。

 ほとんどの作品で釧路市近辺を舞台としており、北海道の気候風土に根差した、男女の悲哀を描く作風で高く評価されている。

◆花房観音(はなぶさ・かんのん)氏


 兵庫県生まれ。京都市在住。映画会社や旅行会社の社員、バスガイドなどさまざまな職業を経て、執筆活動を開始。
 2010年『花祀り』で第1回団鬼六賞の大賞を受賞し、小説家デビュー。2012年の『女の庭』がヒット作となり、文壇に注目される。

 主な作品に『恋地獄』『黄泉醜女』『時代まつり』などがあり、最新作は、京都市長選挙の裏で暗躍する怪僧を描く『好色入道』。

女の庭 (幻冬舎文庫)

女の庭 (幻冬舎文庫)

 多くの作品が京都を舞台としており、濃密な男女の業を描いた官能小説・ホラー小説で読者の注目を集める作家である。

せんだい文学塾

  • 3月26日(土)15時30分開場、16時〜18時開講予定 ※1〜3月は開講時間が通常月より30分早まります
  • 会場:会場:仙台文学館仙台市青葉区北根2丁目7−1)http://www.sendai-lit.jp/
  • テーマ:「言葉で五感を開く方法」
  • 定員:90名
  • 受講料:一般2000円、学生1000円、高校生以下無料
  • お申し込み/お問い合わせ:せんだい文学塾運営委員会 sendaibungakujuku@gmail.com お電話は080-6013-5008

小説家になろう講座

この講座について

  • 文芸評論家の池上冬樹先生が、アドバイザーとしてご指導されています。仙台と山形で運営母体は異なりますが、雰囲気や内容はほぼ共通しています。
  • ゲストとして、大手出版社の編集者が参加することもあります。
  • 小説家になろう講座」からは、「このミス大賞」出身作家の深町秋生さん、大藪春彦賞作家の柚月裕子さん、日経小説大賞を受賞された紺野仲右ヱ門さん、怪談作家として各所で--暗躍中の黒木あるじさん、小説現代長編新人賞でデビューし、男性的で骨太な小説が好評な吉村龍一さん、徳間書店より『谷中ゲリラアーチスト』を刊行されデビューした織田啓一郎さんを輩出しています。
  • 「せんだい文学塾」の受講生からも、各種の文学新人賞で最終候補まで残った方が出ています。
  • 受講生から提出されたテキスト(短篇小説、エッセイなど)を教材として採用しております。一流の作家や評論家に自作を読んでもらえる、めったにない機会です。 創作をされる方は、いちど提出してみては。
  • プロ作家志望の方から、読書の楽しみを深めたい方や、ベストセラー作家の人となりに興味のある方まで、どなたでも気軽に参加できます。
  • 講座の進行としては、まず受講生にテキストを読んでの感想・作者への質問などを求めます。ついで作者による解説、それから講師による講評という流れで進めます。無言で参加することもできますが、なるべく発言したほうがより楽しめます。
  • 講座終了後には、講師の先生を交えての懇親会も開催します(会費は4000〜5000円ていど)。こちらへも参加されると、より深く楽しめます。
  • 近郊にお住まいで文芸に興味のある方、土日に東北へ旅行される方、ついでにワッシュ手作りのお菓子に興味がおありの方は、どうぞご参加ください。