70年目の恐怖

来年は太平洋戦争終結から70周年となりますが、それに合わせてこんな計画があるとか。


 安倍晋三首相は、第2次世界大戦終結から70年を迎える来年8月15日の終戦記念日に合わせて談話を発表する。国際貢献への積極姿勢を盛り込んで「未来志向」の性格にしたい意向だ。だが、過去の戦争への反省や謝罪の意思を示した歴代政権の歴史認識と懸け離れた内容になれば、安倍政権を警戒する中国や韓国だけでなく、欧米諸国とも摩擦を生じかねない。


 首相は衆院選に先立つ今月1日の党首討論会で、戦後70年談話について「先の大戦の反省と戦後の歩み、さらに、これから日本が地域や世界にどういう貢献をしていくかを書き込みたい」と説明。外交・安全保障政策の柱に掲げる「積極的平和主義」を反映させる意向をにじませた。政府は年明けにも有識者で構成する検討会議を設置し、文案の調整を進める。
 課題となるのは、過去の植民地支配と侵略に「痛切な反省とおわび」を表明した村山富市首相の戦後50年談話や、これを踏襲した小泉純一郎首相の戦後60年談話とどう整合性を保つかだ。中韓両国は、対日外交で歴史認識を重視する姿勢を貫いている。米国も、昨年12月の安倍首相の靖国神社参拝に「失望」を表明した。70年談話が「歴史修正主義」と取られる内容になれば、関係国の反発は避けられない。


 首相は「歴代政権の歴史認識を引き継ぐ」との説明を繰り返してはいる。しかし、靖国参拝に加え、昨年4月の「侵略の定義は定まっていない」との国会答弁や、従軍慰安婦問題に関する河野洋平官房長官談話の作成過程検証などから額面通りには受け止められておらず、首相に向けられる各国の視線は厳しい。
 また、首相は昨年と今年の終戦記念日戦没者追悼式典式辞で、1993年の細川護熙氏から歴代首相が毎年言及してきたアジア諸国への加害責任に一切触れず、波紋を広げた。
 談話取りまとめに当たり、外務省幹部は「世界からの評価を常に意識していく」と強調。首相側近の一人も「外交問題を起こさないことが大事だ」と話しているが、最終的には首相の胸一つであることは間違いない。 (2014/12/28-14:15)

日本の決意

日本の決意

「安倍談話」と聞いただけで悪い予感しかしない。
そりゃ、保守速報やNEWS U.S.あたりは狂喜して翼賛スレを立てまくるだろうし、大手メディアもイヤホン外して恫喝すれば屈するんだろうけど、そんな幼児じみた全能感のために国民を振り回すのは勘弁してほしい。「先の大戦の反省」って、この人たちの場合は「なぜ負けたのか」どころか「なぜ一億総玉砕させられなかったのか」ぐらいのことしか考えてないだろうに。