おたくファッションの源流(たぶん違う)

文士の料理店 (新潮文庫)

文士の料理店 (新潮文庫)

嵐山光三郎の『文士の料理店』を読んだ。いつもながら面白かった。


オーパ、オーパ!! アラスカ篇 カリフォルニア・カナダ篇 (集英社文庫)

オーパ、オーパ!! アラスカ篇 カリフォルニア・カナダ篇 (集英社文庫)

開高健が『オーパオーパ!!』でベーリング海に巨大なオヒョウを釣りに行ったとき、なじみの寿司屋の大将に200万円のギャラで同行を依頼した、というエピソードが印象的だった。店主は「店を休めない」という理由で断ったため、実際には大阪あべの辻調理師専門学校の先生が同行したのだが、なんとなく、トリコが冒険の旅に小松を連れていくのと同じリクツだな、という気がした。
トリコ 29 (ジャンプコミックス)

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ちなみに、開高健がその寿司屋に来るときのいでたちは、Tシャツにサロペットを着て、頭にはバンダナを巻いていたという。筋金入りのアウトドアマンであった開高健だが、あの風貌を考慮しながら想像すると、まことに味わい深いものがある。これで背中にリュックサックでも背負っていたら完璧だ。

脱オタクファッションガイド 改

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