もし桃太郎が水曜どうでしょうだったら

もうみんな飽きてると思うけど、いいよね別に。

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もし桃太郎が水曜どうでしょうだったら

××年○月△日:岡山県某所

SE:ジャン、ジャジャジャジャンジャンジャンジャンジャン、ジャジャジャジャンジャンジャンジャン♪(「ガメラ出現」)


桃太郎&モンキー:おはよおーございます。
犬やん:はい、おはよおーございます。えー相変わらずお忙しいお2人ですが、早朝から来ていただきました。さて今回の企画ですが、桃太郎さんはもちろん何も聞いてませんね。
桃太郎:だから君ねえ、その前提がおかしいんだよ。なんで僕だけいつも何も知らない状態から始めなきゃいけないんだよ。
犬やん:いや今回はですね、実はモンキーさんも企画の内容を知らないんですよ。
モンキー:今回は珍しくですね、僕もいっさい知らされておりません。これはこの番組が始まって以来のことですよ。でもアレですね、何も知らないと人間ってのは笑うものなんですね。まあ僕は猿なんですけど。
桃太郎:僕はいつもこの状態ですからね。常に戦い、常に初陣の気持ちでございますよお。
犬やん:それでは今回の! 気になる! 企画のほうを発表いたします!
(デデン! という効果音とともにフリップをめくる)
「鬼ヶ島一周宝探し対決」
桃太郎:犬やんなんだい、この鬼ヶ島っちゅーのは。
ナレーション:それでは説明しよう! 鬼ヶ島とは、瀬戸内海に浮かぶ、島の周囲およそ20kmの離島である! かつては鬼の子孫と称する海賊が根城としていた、堅固な要塞島であるが、今は遺跡として開放されている。われわれは、リヤカーを引いてこの島を一周し、結束を強めるとともに、鬼が残した宝物を集めるというのが、今回の企画である!
桃太郎:リヤカーを引いて20km歩くってことかい? いやあ、それはやりたくないねえ。
モンキー:いやあ、こうきましたか。
犬やん:はい、それじゃあ行きますよお。
桃太郎:ちょ、ちょっと待ちなさいよ。きじーもカメラ止めなさいって! よーし帰ったら謝罪会見だぞ。


<鬼ヶ島へ移動中の船内>


犬やん:おい桃太郎、地図見てみろ。お前さっき左に曲がれっつったけどな、右が正しかっただろ。
桃太郎:いや君そう言うけどさあ、左だって捨てたモンじゃないぞ。
犬やん:捨てたモンじゃないとかじゃないだろ。桃太郎がバカなのか、犬さんが合ってましたっていうのか、どっちなんだ言ってみろ。
桃太郎:……犬がバカだ!



<鬼ヶ島を散策中>
モンキー:これ小判じゃない?
犬やん:はいモンキーさん、小判1枚で5ポイント獲得ー!
桃太郎:おいおい犬やん、ここには2枚あるじゃないのよ。
犬やん:はい桃太郎さんダブル、10ポイント!
桃太郎:ツッタカター、ツッタカター、ツッタカダッタッター♪ お茶の間のみなさんこんにちはー♪ 桃太郎でございますー♪  ダブルも決めて上機嫌ー♪ ホラやめられないたら止まらないー♪ はいツッタカターツッタカター♪
犬やん:はい行進いただきましたー。
きじー:ちょっと待って。あっちからなんかこっち見てるって。あれ鬼だって! あんなでっかいヒトいないって。
モンキー:ちょっと俺バリケード作るわ。
桃太郎:でも鬼にしちゃさあ、歩き方が違うんじゃない?
モンキー:いや牛鬼かもしんない。
犬やん:まぁ角はあるみたいだね。
きじー:あっシカだ! シカでした。


<昼食>
桃太郎:おい犬、腹減ったっつってんだろ。メシ食わせろ馬鹿野郎。
犬やん:モンキーさん、桃太郎さんはこう言ってますけど、社長はどうですか。
モンキー:(何かに気付く)い、いや、僕はそんなにお腹すいてないです。
犬やん:岡山県ではですね、名物のきび団子というのがございまして。
モンキー:きび団子ぉ?
犬やん:今日は、あんこ入りのやつを24個! 用意いたしました!
桃太郎:あーこれはモンキーさんのお好きなやつですねぇ。

テロップ:「モンキー生き地獄」

あーたらしいこのーあさがー いつーものよおにはーじーまるー♪

1/6の夢旅人2002

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