征伐に遭わない鬼の特徴

こんにちは。中堅桃太郎ブロガーのワッシュです。

つい先日、桃太郎の征伐に苦しむ鬼の子が、勇気を持って告発するアイデアが、メディアに取り上げられていました。<新聞広告クリエーティブコンテスト 2013年度入賞作品 | 新聞広告データアーカイブ

この鬼の子は、度重なる征伐に対して「私は泣き寝入りしません」という決意を文字にして世に問うことにより、正義の危うさを浮き彫りにしたのです。

しかし、一方で、ネットユーザーの大多数は桃太郎の心情的味方という意見も上がっており、事態は混乱を深めるばかりです。

もしも矢沢永吉が『桃太郎』を朗読したら

そこで、今回は「征伐されない鬼」という視点からこの件にアプローチしてみました。

桃太郎の征伐に遭わない鬼の特徴

• 体格が大きい

何事についても、やはり体格というのは大きなウェイトを占めています。ましてや桃太郎の征伐は命のかかった苛烈な闘争です。そこで体格は大きなアドバンテージとなります。

目安としては、体重が１００トン、身長２０メートルあたりでしょうか。桃太郎は、返り討ちに遭う危険があるので、体格のいい鬼には近付いていけないのです。

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• 容姿が人間的

征伐をやる桃太郎は、そもそも常識的な人間です。そこで、鬼の容姿が人間的であったり、ツノが頭頂部から出ていないようであれば、鬼っぽくない雰囲気を感じて殺害をためらいます。

• ズボン着用

桃太郎は、あわよくば虎の毛皮のパンツをゲットしようと企んでいます。そんなときズボン着用とパンツ一枚では、前者の方が圧倒的にガードが固い。

つまり、鬼がターゲットになりやすいのは、人種的な部分というより、パンツ一枚によるアドバンテージが大きいのではないでしょうか。

• 容姿が女性的

桃太郎は無言でやって来ます。つまり、ターゲットを見た目のみで選別しているのです。その基準は、やはり、凶悪そうかどうかでしょう。そんなとき、不確定要素が大きいと、桃太郎は怯みます。

例えるなら、ラムちゃんのようにエキセントリックかつエレクトリックな雰囲気であれば、防御力が高いと言えるでしょう。女性に暴力をふるうことは、桃太郎にもためらいを与えます。

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• 真っ赤に日焼けしている

桃太郎は見た目で判断していますが、鬼の危険度を見極めるのに、身体の色合いがあります。色の青い鬼は、相対的に大人しいイメージを喚起するでしょう。

翻って、めちゃくちゃ赤かったら、それだけ強そうです。したがって、赤鬼には、桃太郎を自然と遠ざける効果があります。

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• 持っている金棒が派手

鬼ヶ島では、今や誰もが金棒を弄っています。そこで、倒しやすい鬼かどうかを見極めるのに、金棒の趣味が基準となっている可能性があります。

派手にデコレーションされた金棒を持つ鬼は、それだけアクティビティが高いと推測されます。すなわち安全度が高いのです。

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• パンチパーマがキツい

鬼の髪型には、その鬼の、人柄と経験が現れています。パンチが濃い目の鬼は、それだけ世慣れている可能性も高く、桃太郎に対しても臆することなく反撃できるのです。

まとめ

征伐されない鬼という考察でしたが、いかがだったでしょうか。上記した特徴に、3つ以上当てはまっていれば、ナチュラルに桃太郎を回避することが可能です。

また、もしも、すべてに当てはまっていたとすれば、その鬼には、もう誰も触れることができません。つまり、金棒も筋肉も必要がないのです。

しかし、他方で、誰も近づいてこなかったとしたら、それはそれで、少し寂しい気もしますよね。誰の興味も、そして桃太郎にも関心を持たれることのない人生─。

征伐に遭わないというのは、世間の需要に完全にミスマッチということでもあります。

まったく需要がなく、桃太郎からも避けられる人生。そして、しょっちゅう征伐に遭ってしまう人生。我々にとって、どちらがより、不幸の度合いが強いのでしょう。

鬼ヶ島の征伐は、僕たち人類に対して、答えのない疑問を、永遠に投げかけています。

※元ネタ→痴漢されない女子の特徴 - 散るろぐ @cild

真面目な話をすると、痴漢に遭った女性の話に「自慢かよ」みたいな反応をする人に、女性の側からは「痴漢に遭うのは女性として魅力があるからではなく、おとなしくて逆らわなそうだから」という反論がよく出るじゃないですか。だけど、「自慢かよ」派の輩というのは、「おとなしくて男に逆らわない」ことが女性としての美点であり魅力だ、と考えているんですよね。だから「自慢かよ」みたいな反応がなくならない。おそろしい話であります。

あと、「満員電車で通勤する男は働いて疲れている→だからついフラフラと痴漢してしまう→つまり男はたいへんなんだ」みたいなリクツも見かけましたけど、本当に本気で仕事に打ち込んでいるなら、通勤のとき目の前に立っている乗客が男か女かなんて判別する余裕なんかないはずだぜ。いやそもそも電車に乗って帰宅している時点で甘え。デキるビジネスマンなら不眠不休、２４時間３６５日死ぬまで働いて圧倒的成長が当たり前。１億欲しいのか。今すぐここから飛び降りろ。

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（ヒエッ……）

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